オールドタックル
私は、黄色い中古釣具屋さんの激安リールが無造作に転がっているワゴンを眺めて、使えそうな物を見つけるのが好きなのですが、最近そのワゴンの中から、なかなか良いリールを発見しました。 ダイワ製 300円のウルトラライトクラスのスピニングリール。 見慣…
アブのスピンキャストリールやアンダースピンリールには、シンクロドラグという機構が採用されているものがあります。初めてこのようなリールを手に入れた人は、使い方がよくわからないこともあるかもしれませんので、今回は少し説明してみましょう。 シンク…
アブの古いアンバサダーというものは独特の魅力があるもので、ベイトリールを使った釣りを滅多にしない私でも、ついつい所有してしまっています。あまり出番のないリールですが、その使用感などをちょっと見ていきましょう。 アンバサダー 5500c 私はアンバ…
釣り人の中には、他の釣り人を下に見たがるような人々が少なからず居るものです。そういった人々は、有名な釣り人などを下手だと決めつけたがるものですが、釣り人であった作家・開高健についても「釣りが下手だったのではないか」と言う人が沢山居ます。は…
近頃は売られていないのですが、ちょっと古いトラウトロッドにはリールシートがリングタイプのものが多かったものです。私は、このリングシートのロッドが結構便利で好きなので、今回はちょっとご紹介したいと思います。 リングシート。 リングシートのロッ…
最近、釣り場で出会った青年が、私がカーディナル44を使っているのを見て、「ドラグが良いらしいですね」と言ってきました。 私は、それを聞いて、「いやいや、そんなことはないと思うよ。滑らかに滑り出すかだって、一定の力で出るかだって、微調整が効くか…
リールを買おうとした時に、使われているベアリングの数を気にする釣り人は多いのかもしれません。メーカー側も、スペック表などにはベアリング数を必ず表記しているものですし、リール本体にまでベアリング数を書いてある物まであります。 このようにリール…
ここに富士工業の同じような型のリールシートが使用された2本のロッドがあります。同じようなリールシートのパーツを使っているのに、この2本のロッドのリールシートの使い心地はは、全く違うものとなっています。 アップロックとダウンロック。 この2本…
オールドリールというものは、フットの裏に番号が刻印されていて、その番号から製造年月などが分かるものです。 さて、ここにアブのカーディナルCシリーズのリールがあります。このシリーズのリールは80年代~90年代に販売されていたものなので、オールドリ…
フランスのリールメーカーミッチェルから過去に発売されていた、ミッチェル304というリールがあります。インスプールで円形のボディはブラック一色に塗装されていて、現代のギラギラしたおもちゃのようなスピニングリールと比べると、圧倒的にお洒落なデザイ…
先日、テレビの釣り番組で海で船からルアー釣りをしている様子を見ていたら、やたらと魚がバレまくっていて、結局30分番組でヒラメ一匹しか魚が釣れませんでした。 魚がバレまくっていたのは、たまたま魚の食いが浅かったということも考えれますが、使用して…
シマノのベイトリールには、DC(デジタルコントロール)というブレーキシステムが搭載されているものがあります。 これはリール側が最適なブレーキの効き方を判断してくれる仕組みで、謎の部品が組み込まれているものです。 ベイトリールのブレーキのセッテ…
インスプールのスピニングリールは、ちょっと独特な見た目をしているので、現代の主流であるアウトスプールのリールしか使ったことない人は、どう使えばよいのか分からないなんてこともあるかもしれません。そんな人が、どのような点に注意すれば、インスプ…
みなさん、どんなことでも見た目(外見)は、大事だと思いませんか? 例えば、見た目が人生に大きな影響を与えた個人的な経験として、こんなことがありました。私は何年か前まではNHK朝の連続テレビ小説を、毎作欠かさず見ていました。 しかし、「マッサン」…
先日、とくに必要もないのに中古釣り具屋で買い物をしてしまいました。スコーピオンのロゴのついた、シマノの古いロッドベルトです。100円程度でしたが、何故私がこんなものを買ってしまったかというと、スコーピオンと書いてあったからだと思います。 僕の…
さんざんステラやイグジストなどの高級リールをバカにしている当ブログですが、私もステラを買ってしまいました。とは言っても、3000円ちょっとで手に入れられた、95 ステラ4000です。 ちょっと面白いので、どんなリールなのか見ていきましょう。 穴の空いた…
どんな物には寿命というものがあります。釣りに使うリールにも、当然寿命はあるでしょうが、一体どれくらいのものなのでしょうか? 測定不能。 私は、釣りをする時には、気分的な理由からオールドリールと呼ばれるような、何十年も前に製造された物を使って…
オールドのスピニングリールというものは、シンプルな構造をしているので、乱暴な使い方さえしなければ、何十年も使えるものです。ただ一つだけ弱点があり、ベールスプリングに寿命があるタイプのバネが使われていることが多い点です。 このスプリングが壊れ…
最近のスピニングリールのラインローラーには、かなりの安物でない限りほぼ必ずベアリングが入っています。はたして、あれは必要なのでしょうか? ラインローラーのベアリング。 まず、ラインローラーにベアリングが入っていると、どんな良いことがあるのか…
私は釣りをする時は、所謂オールドタックルと呼ばれるような古い釣り具を使うことが多いのですが、そうしたタックルを使っていると釣りが上達するのではないか?と思うことがあります。今回は、その辺りのことについて考えてみましょう。 オールドタックルの…
現代の日本で人気のあるオールドインスプールスピニングリールとして、スウェーデンのアブ社のカーディナルとフランスのミッチェル社のミッチェルがあります。 これらには、どのような違いがあるのか、今回は簡単に比べてみましょう。比べるとは言っても、私…
近頃は、1500cや2500cといった小さなサイズのモデルのアブのアンバサダーが一部の釣り人達から人気があり、取引価格が高騰しているようです。 どういった人達に人気があり、こういった現象が起きているのかと考えてみますと、「クラシックな外観のアンバサダ…
アブガルシア製品のパッケージなどには、『Abu Garcia FOR LIFE』とデカデカと書かれていることが多いです。なかなかインパクトもありカッコ良いコピーだと思うのですが、はたして本当に『FOR LIFE』なのでしょうか?今回は主にリールについて、考えてみまし…
スピンキャストリール・クローズドフェイスリールと呼ばれる種類のリールがあります。日本でルアー釣りが広まり始めた頃は定番のリールであったようですが、今では滅多に使っている人はいません。それでも、ダイワやアブガルシアやゼブコなどは、今でも製造…
インスプールのスピニングリールは、旧式で不便なものだと思われがちですが、実際には手でベールが返せない程度の違いしかアウトスプールのリールとは違いがなく、それまで使ったことのなかった人でも、それほど違和感なく使えるものです。それでは、インス…
21世紀の現在売っているリールと、20世紀に売られていたリール、どちらが丈夫かと聞かれたら、釣りをしたことのない人なら、現在売っているものだと答えるかもしれません。しかし、少しでも釣りをした人なら、古いリールの方が丈夫だと知っているはずです。 …
現在では、釣り竿の素材としてはカーボンが主流です。しかし、バスロッドの「巻き物用」といったものには、グラスロッドやグラスの含有料の多い素材が使われたものがあります。また、ライトソルト用のロッドにも、グラスソリッド素材のティップのものがあっ…
日本で渓流釣りをする人々に大変人気のある、ABUカーディナル33というリールがあります。このリールは、日本で最初のルアー釣りブームが起きた頃の1976年に発売されたものです。その頃は、欲しくても高価で買えなかったであろうルアー少年達が、日本には…
「旧式である」、「使いこなすのに、ちょっとコツが必要」などの点から、インスプールのスピニングリールは、自動車のマニュアル車に例えられることがあります。 確かに共通点は多い。 この二つのものは、確かに少し似ています。 どちらも、かつては主流の形…
工場で大量生産されている現代のリール。大手メーカーのものは、厳密に検品されているはずですので、製品の仕上がりに大きなばらつきがあるということは考えにくいです。 しかし、「このリールは当りだ」とか「外れ」だとか、「リールは必ずお店で回して選ぶ…