トラウト
春先の川や湖なんかの釣りでは、水温よりも気温が低いことがよくあります。強烈に冷え込んだ朝などには、水温が4度あるのに気温がマイナス10度なんてこともあります。 このような状況では、地上に居るよりも水の中に入っていた方が暖かいということになりま…
昭和の時代に書かれた古いルアーフィッシングの本などを読んでいると、よくこんなことが書かれています。「ブラウントラウトは他のトラウトよりも警戒心が強い」、「晴れた日には釣れない」、「荒天時がチャンス」といった具合です。 こういった解説は、今の…
釣りをする時には、釣れる場所をピンポイントで把握しておくことが、とても大切です。 川でも湖でも海でも、「いつも釣れるのは調度この位置だ」ということは多いですし、その位置から数歩ズレただけでも釣れないということもあります。 ですから、こういっ…
私は、釣り具は古いほどカッコ良いと思っているのですが、これって釣り人の中では、かなり少数派の意見なのでしょうか。 例えば、ロッドなら重たそうな古いガイドやリールシートが付いたものが雰囲気があって良いなと思いますが、大部分の釣り人はロッドの重…
以前、釣りをしない若者と、海上釣り堀での釣りの様子をテレビで見ることがありました。 釣り堀の人が、「はい!じゃあ頑張ってくださーい」と魚を投げ込むのを見て、私が「これを釣るんだよ。おかしなもんでしょ」と言うと、若者は「クレーンゲームみたいな…
禁漁期のある川や湖の解禁直後というものは、やたらと混雑するものです。 魚の放流がある釣り場なら、その魚を目当てにして、とにかく釣りまくるんだというタイプの釣り人が群がりますし、そうでない釣り場でも、「その年最初に狙えば釣れるはず」と気合いた…
ちょっと前に、栃木の山で林業をやっている人が、苗などを食べてしまうシカを捕獲するために設置している罠を、釣り人が棒でつついて作動させ邪魔をしてくると、話題になっていました。 川のすぐ近くの山のようですが、「私有地のため立ち入り禁止」の看板も…
古くからこの国で放流されてきたニジマスという魚は、自然に繁殖している川があり、天然の美しい魚を釣ることができます。また自然に繁殖していなくても、逃がされてから長期間自然の中で育ち、野生化した綺麗な魚を釣ることができる川も多いです。 こういっ…
川や湖の入漁料というと、1,000円ちょっとあたりというところが相場だと思いますが、近頃は1,500円以上の所も増え、2,000円以上とる場所も出てきています。 昔から釣りをしている人達は、「たっけぇなぁ」と文句を言いたくなってきてしまうかもしれませんが…
私は、とくに好きな季節はありませんし、春も夏も秋も冬も基本的には一年中どんよりとした憂鬱な気持ちで過ごしています。 それでも、たまには晴々とした気持ちになることはあるわけで、それはどちらかと言うと春に多い気がします。 春には魚がよく釣れるこ…
何かの本に、本流のトラウトを釣るのに、「腰付近まで立ち込んで、うっすらとシューズが見えるくらいの濁りまでは釣れる」というようなことが書いてありました。 脚の長さは人それぞれですから、これが正確にはどれくらいの透明度を表しているのかは不明です…
たまにルアーリターンやフライ回収ロッドというような物が売られているのを見かけますが、あれってどれほど役に立つものなのでしょうかね? 見た感じでは、テレスコ式の棒の先端がフック状になっていて、手がちょっと届かない場所に引っ掛かったルアーやフラ…
川や湖に釣りに行くと、「24時間以内に誰か釣りをしたんだろうな」というような、真新しい足跡を地面に見つけることは、いくらでもあります。 結構苦労して長時間歩いてきたような場所にも、そんな足跡がついていることがあるのですから、本当に困ってしまい…
針掛りした魚が水中に見えて、あまり大きくなさそうだからさっさと上げてしまおうと、ちょっと強引に寄せてきたら意外と大きくてびっくりした。結構引くから大きな魚かと思って慎重にファイトしたら、意外と小さくてがっかりした。釣り人なら誰でも、このよ…
Amazonや楽天などでriver peakという会社のフライラインが売られていますが、結構安いですよね。 安物を活用することをお薦めすることが多い当ブログですが、あれらの物はお薦めできるかは微妙なところです。 私は、新古品を買ってリバーピークのラインを使…
古い本なんかを読むと、たまに北海道の川の昔の地図が載っていることがあります。そういったものを見てみると、現在とはあまりに川の地形が違い、びっくりしてしまいます。 昔の北海道の川というものは、蛇行を繰り返し複雑に分かれ、まさに自然の川といった…
100円ショップのダイソーでは、実に様々な釣り具が売られています。年々、そのクオリティも上がってきていて、それなりに普通に使える物も多いです。しかし、ダイソーで売られている釣り具の中で、未だに私があまり使う気になれないものとして、ラインがあり…
ここに、「渓流の魚たち」という1984年に山と渓谷社から発行された魚の水中写真の本があるのですが、これがなかなか凄いのです。 日本の川に住むサケやマスの仲間が紹介されていて、釣りの本では滅多に見られないような大型の魚の写真が多いのです。 ニジマ…
渓流釣りは釣り上がった方が有利とか、本流釣りは釣り下った方が有利だとか言われています。普通に考えれば、まさにその通りですし、釣り人が多い川では、こうすることがルールのようにもなってもいます。釣り人が一方方向に動く方が、バッティングすること…
私は、釣りの雑誌や本などの写真やテレビなどの映像に、自分の行ったことがある場所が映っていると、一瞬でどこだか分かることが多いです。 そして、「あそこかー、どうせ釣れないでしょ」なんて思いながら見ていると、意外と釣れていたりして、「やっぱり居…
ランディングネットの持ち手の部分の柄の長さは、基本的には長ければ長いだけ魚をネットインしやすいものです。 ランディングネットの柄が長いと、身体からより離れた位置で魚をネットに入れることができます。魚が足元や手元にやってきてバチャバチャと本格…
魚を釣っていて、針掛りが薄く、魚の皮一枚にかろうじて刺さっているような状態で寄ってきた時には、「危ない危ない」と焦ってしまいます。 薄い魚の皮一枚が切れてしまったらおしまいなわけですし、何とも肝の冷える瞬間です。 しかし、思い返してみると、…
寒い時期に釣りをする時には、カイロを貼って釣りをすると、ほんの僅かながら体の冷えを和らげることができます。 私も、たまにカイロを貼って釣りをすることがありますか、釣りを終えて着替えるまでカイロを貼っていたことを忘れていたなんてことがよくあり…
本州には犀川など2月に解禁になる本流の釣り場があり、昔から解禁当初は大物がよく釣れるチャンスだなどと言われています。しかし、私はこの見方には、近頃かなり懐疑的です。 まず、こういった川での釣りが人気になり始めた20年前あたりと比べると、環境の…
私は、たまに群馬県に釣りに行くことがありますが、なかなか良い土地だと思いますね。 そこそこの大きな街なら、かなりの人口が住んでいてド田舎特有の生活の息苦しさはなく、かといって東京23区のようにゴミゴミはしていない。用事があれば、その東京もそう…
湖では、カケアガリになっているポイントは魚がとてもよく釣れる場所ですから、常にそういった地形の場所を意識して釣りをする必要があります。 この水深に変化のあるポイントを釣る時には、ルアーよりもフライの方が有利だと、昔から言われています。 ルア…
静岡県の天竜川の冬季ニジマス釣り場(ルアー・フライ専用区)というと、「釣れない」「釣れてもヒレのない汚い魚ばかり」などと、良い評判を聞かない釣り場です。 そんな噂ばかりを耳にしていたので、私もわざわざ行く気にはなれずにいたのですが、最近近くま…
私は昔から、湖では「飛ばないルアーほど釣れる」と思っています。 湖のような広大な水辺に立つと、とにかく遠くまでよく飛ぶルアーを投げた方が釣れる気がしますが、決してそんなことはありません。 湖の魚というものは、どちらかというと岸寄りに居ること…
小学生の頃、管理釣り場で釣りをしていた時のことです。私は、インジケーターを付けて小さなガン玉をかまし、フライはニンフという、当時の定番スタイルで釣っていたのですが、どうも魚がフライではなく、投げ入れた時のガン玉の方に反応しているような気が…
最近、ヤフオク!に出品されているものを眺めていたら、ちょっと懐かしいものを見つけました。 ダイワの箱に入ったフライフィッシング入門セットです。ロッドとリールとラインととリーダーとフライとビデオが入っていて、これだけで釣りが始められるというも…