釣りにゃんだろう

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雪の少なかった年の湖は、良い時期が短い。

昨今は、局所的な大雪はあるものの、基本的には冬に雪があまり降らない年が増えてきています。
このような状況は、湖のトラウトフィッシングにはあまりよろしくありません。

この種の釣りでは、雪が少ないとベストシーズンが短くなる傾向があるからです。

 

 

雪が少ないと春になっても雪溶け水があまり湖に入らず、低水位となります。

低水位ですと、魚が圧縮された状態になり、シーズン初期は釣り易いのですが、暖かくなってくると水温の上昇が早く、あっという間に魚が釣れない水温になってしまいます。

この傾向は、特にダム湖に顕著だと思いますが、暖冬や少雪なほどシーズンは短くなり、ほんの一瞬しかよく釣れる時期はなくなるはずです。

これで、さらに夏に暑かったり、雨が少なかったりすれば、高水温により魚が死ぬ可能性もあります。

 

 

昨今の気候変動の傾向を考えてみれば、このようなことが起こる可能性は、どんどん高くなっていくでしょうから、トラウトが住めない湖は、これから先にどんどん増えていくのではないでしょうか。

ウグイやコイしか釣れなくなった湖で、「昔は他の魚も釣れたんだよ」なんて言うのが、未来の湖の釣り場の姿となるのでしょうね。

もっとも、近頃の環境の変化の速度を考えれば、それは未来というほど遠い先の話ではないのかもしれませんが。