私は、時々自分が釣れた魚を抱えた写真を眺めては、結構良い人生だったなと振り返ることがあるのですが、そんな写真の中の自分はいつも同じ顔をして笑っています。 おそらく、心から嬉しい時の表情というものは決まっていて、大きな魚が釣れるといつも同じ顔…
魚が釣れないと、「ここには魚が居ないのではないか?」と疑いたくなってきてしまいます。 確かに、日本の川や湖での釣りなんかだと、魚が釣れない原因の第一位は、この「そもそも魚が居ない」ということでしょう。 しかし、確かに魚は居る場所のはずなのに…
日本に現存するフライフィッシングの雑誌は、フライフィッシャーとフライの雑誌の二冊しかありません。 私は釣り雑誌が嫌いですから、わざわざ新品を買って読んだりはしませんが、100円程度で古本として売られていたら暇潰し用に買ったりはしますから、どち…
昔から、広告や映画なんかを撮影する時に、制作側が海外なんかでロケをする必要性を訴える時に、「空気が違いますから」と説得することが多いらしいです。 空気という目には見えない違いが撮ったものに表れるから、金を沢山使って遠くに行かせてくれというわ…
私には友人というものが少ないですし、会っても数年に一度みたいな人達ばかりです。そんな中には、釣りをする人はいませんから、友人と釣りにいくとか、釣果を報告するみたいなことはないわけです。 それから、インスタグラムみたいなものをやっていませんし…
釣りの本や雑誌なんかには、釣り人を紹介する文章に、「エキスパート」とか「プロフェッショナル」とか「卓越した技術を持つ」とか、大袈裟な文句が書かれていることがよくありますが、あれって書かれている本人は嬉しいのでしょうか。 ちょっと考えてみてく…
釣り人というものは、実に色々な物を自作します。フライを巻いたり、ルアーを作ったり、仕掛けを作ったり、ロッドを組んだりと、自作することが好きな人は沢山います。 そして、そういった自作の物を使って魚が釣れれば、買ってきた物で釣った時の何倍も嬉し…
T.F.O.(temple fork outfitters)という、日本にも愛用者が多いアメリカのフライロッドメーカーがありますが、久しぶりにホームページを見てみると、えらい勢いでルアーロッドを売りまくっていました。 以前からルアーロッドもあったのかもしれませんが、フラ…
長野県の一部の地方には、ザザムシという料理があります。これは、川に棲むトビケラの幼虫を調理したものです。釣りの世界の言葉でオシャレに言うと、カディスのラーバというやつです。 カディスのラーバといったら、本流のトラウトが食べまくっていることで…
私は、釣りに行って魚が釣れると、たとえ納得がいかないような魚でも、「とりあえず釣れたという証拠だ」と写真を撮ってしまいます。 証拠などと言ったって、私は周りに釣りをする人がいないので、誰かに見せるわけでもないのですから、あくまで自分の中の記…
以前、海外で私が「まだ小さいのしか釣れていないんだよ」と落ち込んでいると、その時話していた釣り人は、「僕は魚の大きさは関係ないと思うよ」と励ましてくれました。 確かに、釣りは魚のサイズが全てではないはずです。釣りをしていると、より大きな魚を…
シーバスやバス釣りなんかだと、橋桁周りというポイントは定番中の定番だと思います。ところが、綺麗な自然の川で行うイメージが強い、トラウト系の釣りでも、かなり魚は釣れるものです。 橋桁には、流木なんかが引っ掛かっていて、そこには魚が入っているこ…