日本の川や湖でフライフィッシングをしていると、５番くらいのスイッチロッドがとにかく便利でたまりません。
川でも湖でも投げやすく、様々なタイプのラインが使え、本流や湖で釣れることの多い50センチ前後の魚を釣るのにぴったりです。
大河や湖では、もうちょっと遠投したいなとか思うこともなくはないですが、結局はこのロッドの飛距離で充分に魚は釣れてしまいます。
それから予想外の大きな魚が掛かってしまっても、結構パワーがありますから、じっくり頑張れば大丈夫ですし、心配もいらないでしょう。
このような物なのですから、渓流で小さな魚を釣る時以外は、これ一本でなんとかなってしまいます。
ただ、あまりに便利過ぎるために、シングルハンドで釣れるようなところでも使ってしまうようになるのが、ちょっと問題でしょうか。
私は、やはりフライフィッシングは、できればシングルハンドで釣った方がカッコ良いと思いますし、ダブルハンドやスイッチロッドは、どこか邪道のような気がしてしまいます。
今はもうこのように考える人は少ないかもしれませんが、個人的にはダブルハンドで魚が釣れた時は、喜びがシングルハンドの２割ダウンくらいの気持ちになってしまいます。
いくら便利だからといって、スイッチロッドばかり使っていると、不満が少しづつ蓄積していくような、そんな気がしている今日この頃です。
まあ、私のような変なこだわりがなく、とにかく万能なロッドが欲しいという初心者の人などには、これほどぴったりなロッドはないと思います。
