100円ショップのダイソーでは、実に様々な釣り具が売られています。
年々、そのクオリティも上がってきていて、それなりに普通に使える物も多いです。
しかし、ダイソーで売られている釣り具の中で、未だに私があまり使う気になれないものとして、ラインがあります。
私は、ダイソーで売られているハリスを、フライフィッシングのティペットとして使ってみたことはあります。
しかし、それは巨大な魚が釣れるような場所ではなく、せいぜい30センチ程度の小さな魚しか釣れない渓流でのことであり、それほど真剣に強度が求められない場面でした。
実際に釣りをしてみても、何の問題もなく魚が釣れて、強度的には問題ないようでしたが、それじゃあダイソーで売られているラインを、ルアーフィッシングのメインラインや、フライフィッシングで大きな魚を釣る時のティペットにも使ってみようかと思えるかというと、そうは思えないのです。
強度的に問題は無さそうだとは言っても、やはり若干の不安は残ります。
表面のコーティングの質なども、ちゃんとしたラインよりは劣りそうですから、耐久性には問題がありそうです。
ですから、ダイソーのラインには大問題はないようですが、より真剣な場面で使うほどのクオリティには達していないと思うのです。
このように、釣りのラインというものは、ちょっとでも不安があったら使うことができないくらい、かなりシビアなものです。
ラインがダメなことに比べたら、ロッドやリールの性能がちょっと劣ることなんかは、実にどうでも良いことです。
釣り人の中には、たまにロッドやリールにはこだわり、やたらと高い物を使うわりには、ラインには無頓着な人がいます。
質の悪いラインを使ったり、高いラインを買ってもろくに交換しないような人です。
そういった人達は、明らかにお金をかける場所を間違っているのではないでしょうか。
ロッドやリールにお金をかけるのだったら、じゃんじゃん新しいラインを買った方が、ずっと魚を釣るためには良いと思います。
