釣りにゃんだろう

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シマノの探見丸。

シマノの提供の釣り番組を見ていたら、船釣りで探見丸というポータブルの魚群探知機のような物を使っていました。

魚がどこに居るか、自分の仕掛けがどこに入っているか分かるそうで、何も見えずにやっていた時代と比べると、とんでもなく便利なそうです。

とんでもなく便利になったのは事実でしょうし、魚もより釣り易くなったでしょうけど、それで釣りが楽しくなったのだろうか?と私は思ってしまいます。

 

 

釣りは、魚を獲ることが目的の漁業とは違うはずです。
魚を釣るまでのプロセスを楽しむ必要があります。

正確には、どこに魚が居るか分からず、予測したり探ったりするというプロセスがある昔からの釣りと、モニターを見てリアルタイムで魚の居る場所を見つけて狙う釣りでは、どちらが楽しめるでしょうか。
また、どちらが魚が釣れた時に、より嬉しいでしょうか。

私は、どう考えても前者だと思いますし、モニターを見て魚を釣るなんて、スマホのゲームでもしているようで、もはや釣りではない気がしてきてしまいます。

 

 

釣りは、よく見えない、よく分からない、未知の世界である水の中を予測してやるからこそ面白いはずです。
それを見えるようにしてしまったら、釣りの楽しみの7割くらいを捨てることになるのではないでしょうか。

とにかく魚が釣れれば何でも良いという人なら、探見丸のような物を使ってもよいかもしれませんが、本当に釣りが好きな人なら、使うことに抵抗を感じるのではないでしょうか。

 

 

メーカーは、より高い物を売ってお金もうけがしたいでしょうから、こういった物を作るのは理解できますが、これを使うような釣り人は、もはや釣り人ではなく漁師のようなものだと思います。