少し前に、登山の世界では『山写』という人が話題になっていました。
その人は、SNSやブログで山岳写真についての情報を発信していて、沢山の世界の山々に登った経歴の持ち主で、メーカーとコラボしてセミナーを行ったり、商品を発売していたらしいです。
しかし、その経歴が全くのデタラメであることがバレてしまい、完全なる自称山岳写真家であったために大問題になったのです。
私は、こういった問題を見ていると、一番の問題は、何でもすぐに信じてしまい、何でもないような人を持ち上げてしまうような大衆にあると思いますね。
SNSの世界なんて、いくらでもインチキができるのですし、何の能力や才能も無い人だって、それなりの人物らしく偽装することは容易なはずです。
そういった人を見て、簡単に「凄い」と信じてしまうような人が、世の中に沢山居るのは大問題でしょう。
昔だったら、ウソくさいなと思われるような人も、SNSばかりやっているような人達は、簡単に信じてしまうようなところがあります。
釣り業界なんかでも、昨今はSNSで人気があるような人を、商品のアピールに起用することが増えていますが、ああいったものも本当に信用できるのでしょうか?
釣りも簡単にインチキができてしまう世界ですし、SNSの世界で凄いと持ち上げられている人達の中にも、「山写」のような人が居る可能性もあるのではないでしょうか。
インスタなどのSNSというものは、個人が承認欲求を満たすためだけの、見栄と偽装に溢れた半分フィクションみたいな世界なのです。
そういった世界のことを、簡単に信じているようでは、バカを見ることにならないでしょうか。
SNSの釣りの情報は、「基本的にウソ」と思うくらいで調度良いと思います。