オールドタックル
工場で大量生産されている現代のリール。大手メーカーのものは、厳密に検品されているはずですので、製品の仕上がりに大きなばらつきがあるということは考えにくいです。 しかし、「このリールは当りだ」とか「外れ」だとか、「リールは必ずお店で回して選ぶ…
「スピニングリールのベールスプリングが、折れるのではないか」、そんな心配を日々抱えながら生きている釣り人は、現代では少数派だろう。 インスプールリールや、トーションスプリングが使われている古いアウトスプールのスピニングリールのベールスプリン…
ミッチェル410は、ミッチェル300のハイギアバージョンです。このリールは、70年代後半フランス製のものかと思われます。この年代のものは、410Aという名前で、モデル名に謎の記号Aが付いていますが、410と変わらないものです。 ガリガリした巻き心地で、見た…
アブマチック60(ABUMATIC60)は、1957年~62年に製造された、スウェーデンのアブ社製のスピンキャストリールです。 温もりのある仕上がり。 アブマチックの中では最小のモデルで、初期のものなので、構造はとてもシンプルです。何よりもボディの曲線やカラ…
カーディナル C5は、80年代中頃にアブから発売された、ブラック一色のクールなリールです。 名古屋製だもんで。 このシリーズは、C3、C4、C5と3サイズが展開されていて、このC5が最大のサイズです。ただし、ボディはC4と同じものが使われていて…
小学校、高学年くらいの頃だろうか。雨や雪で釣りに行けない時などは、ルアーのフックを研いだり、タックルボックスの中を整理したりして、釣り欲を慰めていたものだ。今だったら、雨や雪でも全く気にせずに釣りに行くのだが、子供だったので親の許可がおり…
現在、釣り竿のガイドと言ったら、sic製のものが主流でしょうか。少し前までは高級品というイメージでしたが、富士工業の特許が切れた?ためか、今では海外製の安いガイドにもsicが使われていたりもします。 しかし、以前は海外メーカーの安めのロッドには、…
ミッチェル408は、フランスのミッチェル社から発売されていた、小型スピニングリールです。この70年代のものは、現代の日本でも愛用者が多いモデルです。その人気の理由は、どこにあるのでしょうか。 スパイラルべべルギア 70年代のミッチェル408には、スパ…
カーディナル 57は、1980年代初頭にアブ社から発売された、スウェーデン製の大型スピニングリールです。 一応、カーディナルです。 カーディナルシリーズ初のアウトスプールスピニングで、見た目はインスプール時代と大きく変わっていますが、カーディナルら…
ミッチェル758は、7番ライン用の中型サイズのフライリールです。このリールは、70年代後半フランス製造のものかと思われます。 個性的なボディカラー。 この独特なブルーのボディカラーは、スピニングリールでは、「スカイブルー」と呼ばれている時代のもの…
ミッチェル310ULは、90年代に発売されたミッチェルのインスプールリールの最小モデルです。 308のボディを使用。 最小モデルの310ULですが、ボディはそれまで一番小さいサイズであった308と、共通のものが使われています。しかし、ローターは、308より小さい…
PENNは、アメリカのフィラデルフィアに移住したドイツ人のオットー・ヘンツェが、1932年に設立したリールメーカーです。この人が大物志向の釣り人だったらしく、頑丈なリールを作るメーカーを目指していたようです。 現在では、ピュアフィッシングの傘下に入…
海外に釣りに行くと、出会った釣り人がシマノやダイワのリールを嬉しそうに、また少し誇らしげに、日本人の僕に見せてくることがある。どうも海外では、シマノやダイワのタックルというものは最高品質の一級品であり、それを使っていることが、一種のステー…
ミッチェル 300は、フランスのリールメーカー「mitchell」から1948年に発売され、2001年まで製造され続けた、スピニングリール界のレジェンドと呼んでも良い超長寿リールです。これだけ長い期間製造され続けたのは、このリールが魚を釣るための基本的な機能…
スピニングリールの逆転ストッパーがサイレントになったのは、1980年代からでしょうか。それ以前の古いリールは、逆転ストッパーをオンにして巻くと、カリカリ、カチカチと音がします。今回は、この音にどう対処したらいいか、考えてみたいと思います。 昔は…
アブ社はスウェーデンの会社で、堅実なものづくりで、かつては名品リールをいくつも世に送り出してきました。80年代には、アブ・ガルシアと社名を変更、現在ではアメリカのピュアフィッシングの傘下にあります。カーディナル66は、そんなアブ社が1965年から…
オールドリールをあまり使用したことがない人が使った時に一番戸惑うのは、巻き取り速度の違いではないでしょうか。現代のリールよりギア比が低いものが多く、釣りの調子が狂ってしまうこともあります。 しかし、巻き取り速度を把握していれば、それを意識し…
アブ社はスウェーデンの会社であり、堅実なものづくりで、かつては名品リールをいくつも世に送り出してきました。80年代には、アブ・ガルシアと社名を変更。現在では、アメリカのピュアフィッシングの傘下にあります。カーディナル44は、そんなアブ社が1969…
フェンウィック(fenwick)は、1954年にアメリカのワシントン州で生まれたロッドメーカーです。現在では、ピュアフィッシングの傘下にあり、中国で製品を生産する、ありふれたメーカーとなっています。しかし、古い時代の物は「人が丁寧に作っていたんだ」と感じ…
ミッチェル(Mitchell)は、おフランスのリールメーカーです。モデル名の408の「8」という数字は、ウルトラライトというサイズを、4という数字はハイスピードモデルであることを表しています。 斜陽リール。 このリールは、80年代中頃のフランス製のもので、…
ミッチェル(Mitchell)は、おフランスのリールメーカーです。 300Xは、2000年代初頭に発売されたリールです。 最後のクラシックリール ミッチェルは、かつては世界最強のリールメーカーでした。スピニングリールを「ミッチェル」と呼ぶ地域さえあったと言わ…
極限まで感度や飛距離や巻き心地を追い求めたタックルを使用するのが、現在の日本の釣りの主流です。しかし、一方でオールドタックルを使った、ゆったりとした釣りを楽しむ人々も、少数ながら存在します。そんなごく一部の釣り人を惹き付ける、オールドタッ…