オールドリールをあまり使用したことがない人が使った時に一番戸惑うのは、巻き取り速度の違いではないでしょうか。
現代のリールよりギア比が低いものが多く、釣りの調子が狂ってしまうこともあります。
しかし、巻き取り速度を把握していれば、それを意識して適切なリトリーブを行うことができます。
ここでは、アブのオールドリールの巻き取り速度について、まとめてみたいと思います。
スピニングリール編
私の手元にある資料に載っているのは、平均巻き取り速度です。
ハンドルを1回転させた時に、どれだけラインが巻けるかの平均値です。
スプールに巻いてあるラインの量によって、巻き取れるラインは多少前後するので、あくまでだいたいの目安として考えてください。
- カーディナル33 ― 69㎝
- カーディナル40 ― 58㎝
- カーディナル44 ― 73㎝
- カーディナル60 ― 60㎝
- カーディナル66 ― 53㎝
- カーディナル66x ― 83㎝
- カーディナル70 ― 66㎝
- カーディナル77 ― 58㎝
- カーディナル77x ― 92㎝
ベイトリール編
- アンバサダー 1750A ― 34㎝
- アンバサダー 2500C ― 41㎝
- アンバサダー 5000 ― 40㎝
- アンバサダー 5000C ― 40㎝
- アンバサダー 5000D ― 40㎝
- アンバサダー 5000C DL ― 40㎝
- アンバサダー 5001C ― 39㎝
- アンバサダー 5500C ― 53㎝
- アンバサダー 5600C ― 53㎝
- アンバサダー 6000 ― 40㎝
- アンバサダー 6000C ― 40㎝
- アンバサダー 6500C ― 53㎝
- アンバサダー 6600C ― 53㎝
- アンバサダー 7000 ― 55㎝
近頃、人気のあるらしい1500Cについては、新しいモデルすぎて残念ながら手元の資料には載っていませんでした。
まあ、せっかく古いリールでおおらかな釣りをするのだから、そんなに小さなリーで、セコイ釣りをするのも、もったいないような気もしますね。セコイ釣りは、最新のセコイ国産リールに任しておけばいい気もします。
そんな理由から、私は小型のスピニングリールのカーディナル33も持っていないし、欲しいと思ったこともありません。
アブマチック等のスピンキャストリールや、アンダースピンリールについても、手元の資料には載っていませんでした。
いつか機会があったら、測ってみたいと思います。
私は、たまにアブマチック60という、1950年代のリールを使うのですが、かなり巻き取り速度が遅く、釣り始めの数分間は戸惑いと笑いに襲われます。
しかし、それを乗り越えて魚を釣った時には、「ちょっとハンデがあっても釣ったぞ」と、底知れぬ喜びがこみ上げてきます。
ステラを使っている人よりも、このリールで良い魚を釣るなんてことも、そう不可能なことではないのです。そういった「ハンデ戦」のような意味合いを持つのも、オールドリールを使った釣りの、ちょっと楽しい所ではないでしょうか。
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