釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

2018-01-01から1年間の記事一覧

異常気象!?

それにしても、暑すぎやしないか。今さらながら、昨日からの日中の行動を振り返りながら、僕は思っていた。 今は6月の中旬だ。ここは、近くの山の頂に白い雪が見えるほど、標高の高い場所で、周囲をタイガの森に囲まれている。 まだ春と言ってもいいばすの…

記録更新。

翌朝、目を覚ましてみても、誰も目を覚ます気配はない。 8時過ぎにルームメイトが目を覚まして、朝食をとることにした。こんな風に、食事の時間は、人によってバラバラで、めちゃくちゃなのだから、その支度をするおばさん達は大変だろう。 多少、釣りの話を…

ラクダさん、どうもありがとう。

夜8時を過ぎて陽が傾き始めた頃、荷物と酒類を満載したラクダが到着して、キャンプに歓声が響き渡る。 酒は皆さんにとって命の水のようなものであるからか、運んできてくれたラクダ達を、しきりに労っていた。 そうこうするうちに、「ご飯だよー」と食堂から…

めんどくさい川。

さて、ファイト一発激流に漕ぎ出してみたわけだけれど、どんどんと川を下っていくわけでもなく、ちょこちょこと船を岸につけては、釣りをしていくことになる。 強い流れの中を歩くのも、その中を釣るのも、正直言って、めんどくさいので、「今日は何も釣れな…

ブルジョアとファイト一発。

新しい朝が来た。希望の朝だが、誰一人として目を覚ます気配がない。 まだここが目的地ではないのだから、さっさと先に行こうぜ!という気がしないでもないのだけれども、我々には時間はいくらでもあるし、先を急ぐようなちんけな旅でもないのだ。 一番疲れ…

自由への長い旅。

ほどなくして、先行していた途中まで同じ行程のグループの車と合流して、車列は三台編成になった。 パンク、給油、休憩、橋にゲートを作る民間の関所みたいな所で金をとられる、などなどありつつも、概ね順調に旅は続き、車内にはじんわりと疲労感が広がって…

welcome to the hell.

白タクのような青年に、お礼を言う間もなく、空港で待ち構えていたお姉さんに連れられて、今朝ウランバートルに到着した釣り軍団に合流させられた。 空港の片隅には、大小様々なロッドケースが積み重なっていて、周囲には主にヨーロッパからの長旅でお疲れ気…

釣り場までは何マイル?

何度目かのチンギスハーン国際空港。夜の10時過ぎ。 旭川空港よりも小さくて、日本の田舎の町役場くらいの建物。ちょっと来ない間に改装をしたのか、所々綺麗になっている。せっかく綺麗にしたのに、新しい空港を建てる計画もあるらしい。 入国審査を終えて…

ツキの構造

「ツキの構造」という、釣り人にとっては、なんとも恐ろしい話が、開高健の「私の釣魚大全」の中に収録されている。 この話は、釣りの「ツキ」にとことん見放され、それを取り戻すまでの連戦連敗の過程を、煮えくり返る釣り人の醜い心情もそのままに、赤裸々…

ing進行形の釣り。

現代の日本の釣りには、ing(~イング)のついた、奇妙な釣方の名称が、沢山存在する。このような言葉を、使用するか、好ましく思っているかは、その人の「釣り具業界に踊らされている度合い」を推し量る、良い指標になると思う。 エギング、エビング、チニ…

タイメンとイトウ

私が日頃良くお世話になっている、この二種類の魚について、釣り人目線で簡単に比べてみた。釣りをしない人からすれば、同じようなものかもしれないが、釣り人目線で見てみると、かなり違うものだ。 見た目の違い。 まず体型が違う。 どちらも1メートル以下…

史上最強のルアー。ダイワ チヌーク S

値段が高くない。どこでも手に入る。どんな魚でもよく釣れる。これだけ持っていれば、様々な状況に対応できる。そんな夢のようなルアーが、ダイワのチヌークです。 本当に信用できるルアーとは、こういうものだ。 旧型のチヌーク、チヌーク S、レーザーチヌ…

釣りは魚に教われ。

「釣りは魚に教われ」という言葉があるが、良い言葉だと思う。本当に釣りを教えてくれるのは、Yahoo!知恵袋でも5ちゃんねるでもないし、経験者やエキスパートでもない。 まず、本当に魚が釣りたかったら、自分でその方法を本を読んで調べたり考えたりするだ…

いつから日本のフライフィッシングは、知能の低い人の趣味になったのか。

フライフィッシングをする人というと、みなさんはどのようなイメージをお持ちだろうか? 道具が高価で、要求される技術も高いので、聡明な人の趣味というイメージがあるのではないだろうか。 しかし、どうも最近はそうではなくなってきているようである。こ…

ワームもルアーだよ。

よくインターネット上で散見される書き込みで、笑わせられるものがある。ワームがルアーであると、理解していないような内容のものだ。 「ルアーじゃなくて、ワームじゃダメですか?」「ルアーとワームどっちが良いですか?」「ワームとルアーを拾った」など…

オールドリールのベールスプリングは、そんなに頻繁に折れるのか。

「スピニングリールのベールスプリングが、折れるのではないか」、そんな心配を日々抱えながら生きている釣り人は、現代では少数派だろう。 インスプールリールや、トーションスプリングが使われている古いアウトスプールのスピニングリールのベールスプリン…

釣りのテーマソング

釣りのテーマソングのようなものを持っている方は、結構多いのではないだろうか。いつも釣りの行き帰りに車の中で聞く曲、釣りの最中についつい口ずさむ曲などなど。 僕には、釣り場に向かう時から釣りから帰ってきて眠るまで、頭の中でぐるぐるとリピートさ…

ラパラ BXミノー 10

今から5年ほど前にラパラから登場した、BXシリーズ。BXとは、バルサエクストリームの略らしいです。バルサ製と樹脂製の合の子のような、独特な作りをしています。BXミノー10は、シリーズの中核を担うフローティングミノーです。 エクストリームの名に恥じな…

プラスチック製よりウッド製のプラグの方が、大物が釣れる気がするのは、ただの気のせいか。

プラグというと、プラスチック製のものが定番となって、何十年が経ったでしょうか。 それでも、ラパラはウッド製のルアーを大量生産し続けていたり、日本でもウッド製のハンドメイドルアーがコアな人気を誇っていたりと、バルサをはじめとしたウッド製のルア…

ロッドのフロントグリップと夢の話。

フロントグリップがしっかりとした作りのルアーロッドが好きだ。なぜなら、そこには夢が詰まっているから。 最近のルアーロッドの中には、フロントグリップが小さくて飾り程度のものや、付いていないデザインのものがある。そういった物を見かける度に、「夢…

ビッグフィッシュシンドローム。

ビッグフィッシュシンドロームとは、より大きい魚を釣ることに取り憑かれて、いくら魚を釣っても満足できなくなり、釣りに著しくのめり込んでいく過程で生じる様々な症状のことだと思う。 この症状が重篤になると、一般的な日常生活を送ることが難しくなるこ…

ビッグベイトの陰謀。

ビッグベイトと呼ばれる、主にバスフィッシングで使われるルアーがある。 このようなタイプのルアーは、僕が子供の頃にはほとんど見かけることはなかった。アメリカ製のニジマス型のバカでかいルアーがあるのを見たことがあったようなないような、そんな希薄…

モンゴル家族旅行 ~Highway to Hell~

もう5年ほど前のことだろうか。はじめてモンゴルに釣りに行った時のこと。 お金を節約するために、釣りのガイド会社を使わずモンゴル人の会社に頼み、国内線も利用せず、ひたすら陸路で丸一日と半日移動し、アルハンガイの釣り場に向かった。 メンバーは、運…

ワセリンを塗るだけで、ラインの結束強度が簡単にアップ!?

ラインとスナップなどを結束すると、どんな結び方でもラインの強度は低下します。その低下を僅かながらも防ぐ方法として、ワセリンを利用した方法があります。 何ノットかなんて、あんまり関係ないかもしれない。 ラインの結束方法は、何ノットが良いのか、…

ミッチェル410

ミッチェル410は、ミッチェル300のハイギアバージョンです。このリールは、70年代後半フランス製のものかと思われます。この年代のものは、410Aという名前で、モデル名に謎の記号Aが付いていますが、410と変わらないものです。 ガリガリした巻き心地で、見た…

アイルマグネット 105f

アイルマグネットは、1990年代にYO―ZURI(DUEL)から発売されたルアーのシリーズです。 塗装などの外観のマイナーチェンジは行われつつも、現在まで生産され続けている、超ロングセラーの超定番ルアーです。 日本では現在発売されていないようです…

PEじゃないのにPEにシュッ!

私は、あまりPEラインを使わないという昭和生まれの旧世紀の釣り人ですが、PEにシュッ!といったラインコーティング剤には、お世話になっています。 これは無くても困らないものですが、結構便利なもので「気づけばいつも側にいたね」みたいな、恋愛ソングの…

どうでしょう祭とビッグファイト松本。

もう何年も前のこと、第二回どうでしょう祭というものが、真駒内アリーナで開催された。 これは、水曜どうでしょうが行う大々的なイベントで、いわゆる藩主と呼ばれる、番組のファンが日本中から大挙して訪れるものだった。チケットを確保するのさえ一苦労の…

水曜どうでしょうと釣り。

釣りをしたことがない人が、「釣りをしてみたい」と興味を持つには、何かしらのきっかけが必要でしょう。私の周りの人が、「釣りをしてみたい」と言い出した時に理由を聞いてみると、「水曜どうでしょう」を見て、釣りに興味を持ったという人が沢山います。 …

替えスプールの有用性。

釣りを長年やっている人でも、意外と持っていないものに、リールの替えスプールがある。 スプールを一つ買う方が、新しくリールを買うよりもずっと便利で意義のあることだと、私は思うのだけれども、どうだろうか。 替えスプールがあると、スムーズな釣りが…