ラインとスナップなどを結束すると、どんな結び方でもラインの強度は低下します。
その低下を僅かながらも防ぐ方法として、ワセリンを利用した方法があります。
何ノットかなんて、あんまり関係ないかもしれない。
ラインの結束方法は、何ノットが良いのか、意見や好みは人によって様々で、色々なことが言われています。
しかし、どんな結び方でも、正しく適切に行っていれば、そんなに差は無いのではないかと、私は考えています。
100%近い結束強度が出る特殊な結び方も一部にはありますが、基本的にはどんな結び方でも、ナイロンラインの場合で7割弱の強度が出ていると思って、私は釣りをしています。
どんな結束方法をとるにしても、過信せずに常に緊張感を持って結ぶことが大切だと思います。
結ぶ際には、唾などで湿らせ、ゆっくりと締め込み、摩擦でラインを痛めないように気をつけるのは当然のこととして、少しでもヘナヘナと曲がり傷んだ気配があったらやり直すことが必要でしょう。
ワセリンを塗ると結束強度が上がるらしい。
このように注意をして結束をする際に、唾ではなくワセリンを塗って行うと、結束強度が上がるという話があります。
これは、滑りが良くなるため、ラインを締め込み時に、摩擦でラインを痛めるのを防ぎ、さらにしっかりと締め込まれるために、確実に結束されるからだと思われます。
実際に、この効果を実験した人の中には、10%も結束強度がアップしたという報告例もありました。
そこまで大きな効果がないにしても、このちょっとの工夫で結束強度が上がるなら、利用しない手はないでしょう。
ワセリンのお求めは、ドラッグストアで。
このようにラインの結束時に利用されているのは、白色ワセリンというものです。
釣り具屋さんではなく、薬局に売っています。
リップクリームの中には、これが主原料である物もあるので、それでも良いかもしれません。
白色ワセリンは、釣り用品などと比べると、かなり安いものです。
しかも、量が多いほど、お得な価格になっています。
大きな容器のまま、釣り場で持ち歩くのは邪魔なことこの上ないので、このような100ショップで売っている、女子っぽい小さな容器に移し換えて持っていくと便利でしょう。
このように、ちょっとした費用で、ノットを強化できるワセリンを、みなさんも使ってみてはいかがでしょうか。