釣りを長年やっている人でも、意外と持っていないものに、リールの替えスプールがある。
スプールを一つ買う方が、新しくリールを買うよりもずっと便利で意義のあることだと、私は思うのだけれども、どうだろうか。
替えスプールがあると、スムーズな釣りができる。
替えスプールを持っていると、釣り場でリーダーが切れたりラインが痛んだり、ライントラブルが発生した時に、さっと一瞬で釣りに復帰できる。
リーダーを結び直したり、いつまでもぐちゃぐちゃとラインと格闘する必要はない。
替えスプールを持っていなくて、こうした無駄な時間を過ごす間に、魚の釣れるタイミングを逃してしまう可能性も大いにあるわけで、「魚が釣りたかったら、替えスプールを持て」と言っても過言ではないと思う。
替えスプールがあると、一つのリールで色んな釣りができる。
スプールごとに、巻いてあるラインの種類や太さを変えておけば、一つのリールで色々な釣りや状況に対応することができる。
その時の釣り場の状況でラインを変えたり、狙う魚によってラインを変えたり、一台のリールで何台分もの役目を果たすことができる。
替えスプールは、遠征に欠かせない。
上の二つの利点が、とても顕著に発揮されるのが、1週間以上など継続して釣りを行うことのある、いわゆる遠征という場面だ。
長期間釣りをするので、当然ラインの消耗が激しくなる。
そんな時に、替えスプールがあれば、いつでもすぐに新品に替えられる。
遠征では、大きな魚を狙うことも多いはずなので、ラインはいつも以上に万全の状態にしておきたいものだ。
ラインを持っていって巻き直すなんて時間の余裕もないことも多いのだし、替えスプールは必須と言える。
また、魚種やコンディションなど、様々な状況に対応するために、複数の種類のラインを準備しておきたいことがほとんどだ。
替えスプールに、色々な種類のラインを巻いていけば、一つのリールで対応可能になる。
リールを何台も持って行くよりは、ずっと荷物が少なくて済む。
このように、替えスプールを上手に使えば、今使っているリールが、何倍も便利なものになるのではないだろうか。
予備のラインを巻く物と、種類の違うラインを巻く物が必要と考えれば、最低でもスプールは3個は持っていたいものだと思う。
私は、リールを買う時点から、安く替えスプールが手に入るものを選ぶことを心がけるようにしている。
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