ラパラのカウントダウンというシンキングミノーのシリーズには、CD-1という極小サイズのものがあります。
他のサイズの物とはちょっと見た目が違い特徴のあるものとなっています。
ラパラ カウントダウン CD-1
このプラグはCD-1という名前ですが、1センチではなく1インチ程度の大きさとなっています。
5センチモデルのCD-5と3センチモデルのCD-3と比較すると、写真のようなサイズ差となっています。
とても小さなものですが、重量があり、フックが一つでリップも小さく空気抵抗が小さく、バルサ製ながら思ったよりも飛距離が出ます。
また、しっかり飛ぶので飛距離や着水ポイントのコントロールをし易くなっています。
アクションの方も、このサイズでもラパラのカウントダウンらしくブリブリとはっきりと動き、とてもよく出来ています。
ルアーは、動けば釣れるというものでもないでしょうが、バルサ製のこのサイズでしっかり動くルアーというのは貴重なのではないでしょうか。
CD-1の使い方。
管理釣り場などで。
CD-1は、管理釣り場用のスペシャルカラーも発売されていたくらい、管理釣り場用として人気のあるモデルです。
基本的には、好きな層まで沈めて、ゆっくりタダ巻きをするだけで、よく釣れます。
ストップアンドゴーなどで、断続的に動かしても良いでしょう。
サイズは小型クランクに近いですが、CD-1はシンキングミノーであり、アクションはちょっと違うものなので、このルアーには反応が違うこともあるかもしれません。
一つ持っておいて、クランクで釣れない時に試してみると良いのではないでしょうか。
渓流、源流など。
個人的にはCD-1が一番役立つのは、小渓流や源流などの小さなフィールドだと思います。
キャストしやすくピンポイントが攻めやすい。
アクションの立ち上がりが早く、シンキングなので、小さなポイントを逃さずアピールできる。
浮かせ気味にすればテレストリアル風に、沈めればベイトフィッシュや水棲昆虫風に使える絶妙なサイズ。
これらの理由から、このルアー一つをラインの先に結びっぱなしでも、小さな川では結構魚が釣れてしまうものです。
小さな川の白泡の切れ目などの30センチもないような長さのポイントでも、流され過ぎずにしっかりと泳いでくれて、わずかな距離で魚に食わせることができます。
ネイティブフィールド用にも、一つ持っていても損はないでしょう。
以上のように、ラパラのCD-1は管理釣り場でもネイティブフィールドでも使えるとても便利なルアーです。
しかも、サイズやアクションが特徴的なものなので、他のルアーとは違ったアピールもできるものかもしれません。
ラパラの製品というものは、いつ廃盤になるのか、いつ再生産されるのか、全く分からないものなので、このCD-1も見かけたら即買っておくことをお薦めします。