どうして魚は、ルアーで釣れるのか。
このことは、もう古くから言い尽くされてきたことであり、ほとんどの釣り人は知っていることかもしれませんが、もしかしたら初心者の人などで、疑問に思われている人もいるかもしれないので、今回はちょっと説明してみましょう。
魚がルアーで釣れる理由としては、いくつかのことが考えられているので、順に説明していきたいと思います。
餌だと思って食いついた。
魚がルアーを、小魚、甲殻類、昆虫、ペレットなど、自分の食べる餌だと思い込めば、ルアーに食いつくはずです。
基本的には、この考えを元にルアーは作られ、釣り人もルアーを使っていることが多いです。
反射的に食いついてしまった。
魚の目の前で、ルアーが動くと、食欲はなくても、ついつい反射的に食いつくこともあるようです。
川に入って餌をとらないはずのサケが、目の前でルアーを踊らせると食いついて釣れてしまうのは、このことが理由かもしれません。
好奇心から食いついた。
「これは何だろう」と魚が思い、とりあえず食いついてみるということもあるようです。
餌とはかけ離れた、派手な見た目やアクションのルアーでも魚が釣れる理由は、これだとも言われています。
威嚇し、追い払うために食いついた。
魚がルアーを自分のテリトリーを侵す侵入者だと思うと、追っかけて食いつくこともあるようです。
こういった場合には、餌よりもずっと大きなルアーが有効になることもあります。
本当のことは、魚にしか分からない。
以上のようなことの、一つまたは複数が理由となり、魚はルアーに食いつくと言われています。
とは言っても、本当のことは魚にしか分からないことなので、正しいのかどうかなど、我々には知ることはできないのです。
しかし、これらの理由のどれを想定して釣るかによって、ルアーの選定や操作方法は変わってくるものです。
ですから、ルアーを使う時は、自分がどの作戦で魚に食いつかせようとしているのか、しっかりと意識をした方が、より狙いのはっきりとした釣りができるのかもしれません。