フライのマテリアルには、UVと名前に付く紫外線を反射するようなものがあります。
人間の目で見ても、なんだか妖しく光る独特な色をしていて、効果的なような気がしてこないでもないです。
しかし、実際に魚から見た時にはどのように見えるのかは分かりませんし、ちょっと不自然な輝きのような気もします。
実際に、「逆効果で釣れない」と言う人もいるので、時と場合を選ぶ絶対的なものではないのかもしれません。
一般的には、遡上魚に効果があるなどとも言われています。
私個人の感想としても、釣れるような釣れないような微妙なところといったところでしょうか。
ただ、アピール力があることだけは確かなようですから、私は夜明け前後の薄暗い時間帯や曇天時やフライを深く沈めて釣る時などに、たまに試してみることにしています。
それでいくらか魚が釣れたこともありますが、その釣果が本当にUV効果なのかは確かめようがないわけで、やはり効くような効かないようなといった感想以上は言えない感じですね。
ルアーにもケイムラ塗装みたいなものがありますが、あれもきっと「効くような効かないような気がする」、似たような感じのものなのではないでしょうかね。
釣りには、このように本当に効果があるのかは分からないけれど、なんとなく良いような気がするものが沢山存在する気がします。
効果を確かめようがない物が多いですし、とりあえず使っている本人が「これが効くぞ」と思っているのだったら、それで良いのではないでしょうか。
気持ちが充実していれば、それだけ諦めずに釣りを続けることができて、結果的に釣れる可能性は高くなりそうなものですから。
