あらゆるジャンルの釣りをしていて一年中忙しい人もいますが、だいたいの釣り人には、魚が釣れなくなったり禁漁期になったりして、オフシーズンというものがあるはずです。
そんなオフシーズンには何をするべきなのか、今回は考えてみたいと思います。
走れ。
体力があるかないかは、釣果に直結する大問題です。オフシーズンに体力をつけておくことは、最も重要なことでしょう。
体力があれば、メタボでタバコを吸う大病予備軍のおっさんがゼーゼーハーハー言っているうちに、３倍も４倍も移動することができ、３倍も４倍も魚が釣れることも珍しくありません。
また、体力に余裕があると、なかなか魚が釣れなくても自然と諦めにくくなります。その結果、奇跡をおこしやすくなったりもします。
体力をつけるために、体一つで始められて一番簡単なのは、走ることでしょう。
積雪等で屋外を走りにくい方は、トレッドミルなどの機器を導入しても、それに見合うだけの効果はあるはずです。
最低でも毎日30分くらい走れるくらいでないと、どんな釣りをするにしても話にならないと思います。
また、せっかく走るのですから、その努力を無駄にするような飲酒や喫煙も控えた方がいいでしょう。
酒を飲むのは、目標の魚を釣ってからにした方が、ずっと美味しく気持ちの良いものですし。
最低限の買い物。
シーズン中に必要な物を買おうとすると、どうしても新品を定価で買わなければならなくなることが多いです。
オフシーズンなら急ぐ必要がないので、じっくりこまめに中古屋やオークション・フリマサイトを見回って、少しずつお得に必要な物を揃えることができます。
しかし、この時に気をつけなければいけないのは、あまりに熱心にこうした巡回を続けるうちに、ついつい予定には無かったものにまで手を出し、結果的に散財してしまうことがある点です。
釣り具の物欲を呼ぶ魔力は恐ろしいので、常に「これ、絶対に要るのかな？本当に使うのかな？」と自問自答することをおすすめします。
また、高い完成品を買わずに自作できるフライやアシストフックなどは、時間のあるこの時期に自作すれば、安くすませることができます。
金と運をためろ。
シーズン中に、たくさん釣りに行くためには、どうしてもお金が必要になります。
ですから、オフシーズン中はできる限り無駄遣いはしないようにして、お金を貯めておきましょう。
それから、お金と同じようにためておきたいものがあります。
それは「運」です。
どんな釣りでも、良い結果を生むためにには欠かせないのが運だと思いますが、やはり人間の運というものは、無限にあるものではなく、良いことがあれば悪いことがある気がしてなりません。
もしオフシーズン中に、そこまで興味のない釣りを暇つぶし程度で行い、釣れまくってしまったりでもしたら、そこで運を使ってしまったので、シーズン中の自分の本命の釣りでは、あまり運に恵まれなくなるかもしれません。
ですから、オフシーズン中に無駄に釣りをしない方が良いのではないでしょうか。
また、そうした暇つぶしのような釣りを行えば、どうしても釣りたいわけでもないのに魚を傷つけるという罪を犯すことになり、その報いとしてバチが当たるかもしれません。
以上のように、釣りのオフシーズン中は結構やるべきことがあり、意外と忙しいものなのです。
魚が釣れないからといって、釣り人には一日も無駄にできる日はないのかもしれません。
