茨城県の鹿嶋に、不法侵入した釣り人が死亡事故を起こしまくっている立ち入り禁止の堤防があり、以前からよくテレビのニュース番組で、「死の堤防」などと言って面白おかしく、その様子が報じれています。
先日も、頑丈なゲートに掛かった錠前の合鍵を釣り人が持っていて、それで易々とゲートを開けて中に入り、取材班に逆ギレして軽く暴行を加える様子が放送されていましたが、私は「釣り人らしいな」と驚きもせずに見ていました。
番組では、ゲートの合鍵を釣り人が持っていることを驚愕の事実のように扱っていましたが、釣りをある程度している人間からしたら「やっぱりな」と思ってしまうくらい、当たり前の光景なのです。
釣り人の中には、立ち入り禁止場所で釣りをすることに何の抵抗も感じないような、不届き者が一定数はいます。
今回のような堤防だとか、車の侵入が禁止された林道だとかいった、入ったらいけない場所に、一部の釣り人は躊躇なく侵入していくのです。
そして、そういった場所には、入り口にゲートがあり鍵が掛かっていることがあるのですが、何故か釣り人は合鍵を持っていることが少なくありません。
管理が甘いゲートでは、ホームセンターなどに売っている錠前の鍵で開いてしまうなんてこともあるようですが、関係者から借りてコピーでもしたような物が、釣り人の間で出回っていることも少なくないようです。
場所によって、どのような罪になるかは違うかもしれませんが、そういった場所に入り釣りをすることは、ほとんどの場合で立派な犯罪行為になることでしょう。
犯罪をするために手を組んで協力し合うなんて、そういった釣り人達は犯罪集団であると言っても過言ではないと思います。
釣り人全てがこのような人達であるわけではありませんが、確実に犯罪集団的なモラルの欠如した釣り人は一定数存在します。
そういった人達が、立ち入り禁止場所でない釣り場に来ることもあるでしょうし、釣り具屋なんかにも出入りするでしょうし、フィッシングショーなんかの展示会にも来るでしょうし、釣りに関係する場所をいくらでもウロウロしているのです。
こう考えてみると、釣り人というものは、実は結構危険なものかもしれないとも思えてきます。
トラブルや犯罪に巻き込まれたくなかったら、怪しげな釣り人達には近づかないという対策をとることが必要なのかもしれませんね。