釣り人の多いポイントには、ゴミが落ちていることが少なくありません。
その内容物や量から考えれば、それらは釣り人が出したゴミであり、うっかり落としたのではなく、明らかに意図的に捨てていったものだと思われるものが沢山あります。
こういったことが問題になり、釣り人の立ち入りを禁止する港などが増えているなんてことがあるくらい、釣り人は釣り場にゴミを捨てがちなようです。
どうしてゴミを捨てるのか。
どうして釣り人はゴミを捨ててしまうのでしょうか。
町や道端にゴミを平気でポイポイ捨てる人というのは、昭和の時代には結構居た気がしますが、最近は明らかに少なくなった気がします。
たまに田舎などでは、道端にゴミがポイ捨てされているのを見かけますが、それでも昔よりは減っていると思われます。
このように、ゴミのポイ捨てについては、日本の社会全体で若干モラルが向上気味なようなのに、釣り場にゴミを捨てる釣り人は、それに比例するほど減ってはいないようです。
これは、おそらく日本の釣り人の中には、非常識でモラルがない人が多く、その比率は社会全体で見たときよりも、明らかに多いからかもしれません。
考えてみれば、釣り人というものは、釣り場にゴミを捨てる以外にも、様々な迷惑行為を行っています。
密漁をする。
堤防をイカの墨だらけにしたり、コマセだらけにする。
立ち入り禁止場所で釣りをする。
通行人を危険にさらす行為をする。
喧嘩をしたり、夜中に騒いだりする。
車を非常識な場所に駐車する。
漁師の仕事を妨害する。
考え始めたらキリがないくらい、釣り人は迷惑行為を行っていて、これらは限りなく犯罪に近い、もしくは本当に犯罪であることばかりです。
つまり、日本の釣り人の中には犯罪者予備軍のような、モラルの欠片もない人が沢山居るということなのでしょう。
こういったタイプの人々には、「ゴミを捨ててはいけない」というような常識を理解してもらうことは不可能でしょうし、ゴミを捨てることが悪いと感じることもないはずです。
ですから、これからも釣り場にゴミを捨てる釣り人は、減ることはないのではないでしょうか。
真面目な釣り人は肩身の狭い思いをすることになるので、やめてほしいものですが、ちょっと無理な話なのかもしれません。