ウェーディングシューズのソールには、フェルトかラジアルと呼ばれる樹脂製のものの二種類があります。
ある程度の値段のするラジアル底のシューズには、ビブラム社製の物が使われていることが多く、フェルトかビブラムかのニ択であると言える状況でしょうか。
それぞれに得意不得意な場面があり、どちらを選ぶかは用途や好み次第なのですが、これら以外にも、ちょっと変わり種のソールがあります。
mont-bellのサワークルーザーなどに採用されているアクアグリッパー。
アウトドアメーカーのモンベルの沢登りや釣り用のシューズには、アクアグリッパーという樹脂製のソールのものがあります。
モンベルはフェルト製のソールのシューズも販売していて、表によりこれらの性能の違いを分かりやすく説明しています。
このアクアグリッパーのソール、一見したところ、単純なパターンでなんだか滑りそうな雰囲気がしまくり、本当に川を歩いて大丈夫なのか不安になってきてしまいます。
しかし、実際に履いて川を遡行してみると、そんなに滑ったりすることはありません。
私個人の感想としては、ビブラムソールのシムスなどのウェーディングシューズよりも、遥かに滑りません。
私は、へつりまくるような源流には、あまり釣りに行かないのでハードな状況ではどうなのか判断できませんが、普通に渓流や本流で釣りをする分には全く問題のない性能だと思います。
沢登りも想定されているシューズなので、軽くて水切れも良く動きやすいですし、値段もモンベルらしくそれほど高くはありません。
正直、釣りメーカーの物から選ぶよりも、モンベルの物を選んだ方が、ずっと安心感がある気がします。
足元が安定していることは、釣りをする上でかなり重要なことなはずですから、あまり海外のブランドなどにこだわらず、日本の安心できるメーカーであるモンベルの物を選ぶというのも、ありなのではないでしょうか。
一つだけ注意が必要な点としては、釣り用のウェーディングシューズよりも、小さめに作られているということがあります。
購入する際には、サイズをよく確認した方が良いと思います。