釣り人の中には、大量の釣り具を車に積みっぱなしという人もいるようですが、あれはできる限り止めておいた方が良いでしょう。
車の中は超高温。
冬ならそうでもありませんが、春~秋にかけては締め切った車の中はかなりの高温になります。
どれくらいすごいのかと言うと、私が夏の日にフェルールに塗るためのロウソクを半日置いておいたら、完全に溶けて流れて載せていたプラ容器と同化してしまったくらいなのです。
これだけの高温になる場所に何日も釣り具やウェアを放置しておけば、なんらかの影響が出ないわけがありません。
私は、できる限り車に釣り具を積みっぱなしにしないようにしていましたが、それでもついつい積みっぱなしにしてしまうことがあり、ヒドイ目にあってきました。
まず、薄い木を曲げて張り合わせて作られているランディングネットのフレームが、乾燥と熱の影響からか、バラバラに剥がれてきてしまいました。
それから、ウェーディングシューズのソールも接着面が熱でやられるのか、剥がれてきてしまうことがありました。
さらに、高価なウェアのシームテープも剥がれてきてしまったことがありました。
私は、リールやラインなどは放置しないように気をつけていますが、これだけネットやウェアに強烈な影響があるのですから、もし放置していたら何らかの影響が出る可能性は高いと思います。
樹脂パーツやラインの劣化が早まる可能性もあるのではないでしょうか。
壊れた物は直すか買い換えれば良いとも考えられますが、良いサイズの魚が掛かった瞬間に不具合が生じて失敗したら、取り返しがつかないことになります。
とにかく釣り具はできる限り車に積みっぱなしにしないということは、釣りを成功に導く小さなコツかもしれません。