世の中には、物を買っても説明書を読まずに何となく使い始めてしまう、子供並みの思考回路の人が沢山居るような気がしますが、釣り竿(ロッド)の説明書を読んだことのないという釣り人も、結構いるのではないでしょうか。
ロッドの説明書には、当たり前のことが書いてあるだけですが、読まないような不注意な人は、この当たり前のことさえ知らないために損をすることもあるかもしれません。
今日は改めて、ちょっとロッドの説明書でも見てみることにしましょう。
まず、ロッドの説明書の目立つ所には、「根掛かりの外し方」という項目が載っています。
「根掛かりしたら、無理にあおらず、出来るだけラインを手にとって引っ張れ」と書いてありますが、これを守っていないバカな釣り人って沢山いますよね。
守らないと「ロッドが折れたり、ルアーが飛んできて怪我をすることがあります」とも、ちゃんと書いてあります。
無理にロッドをあおって、ロッドを折ったり怪我をしても、それは使用者が悪いだけの話なのですから、メーカーに文句を言う権利はないのですね。
それから、「糸がらみしたまま巻かない」「ルアーなどがつかえた状態で無理に巻かない」「垂直方向に魚をぶらさげない」「ガイドにラインを通し忘れない」など、これをやると折れますという禁止事項も載っています。
ロッドを折るような人は、これらのことを守っていないないことが多いですから、ほとんどの場合が自業自得ということなのでしょう。
「ロッドを継ぐ時には、穂先から元竿へと順番に、必ず手でひねりながら継目を固定しろ」と、ロッドの正しい継ぎ方も書いてあります。
これなんかも、意外と守っていない釣り人は、沢山いるのではないでしょうか。
もっと守っていない人が多そうなこととしては、「車のトランク等に長期間放置するな」というものがあります。
「高温、密閉状態はロッドの大敵」なんだそうです。
ロッドなどの釣り具を車に積みっぱなしの人がよく居ますが、あれだと真夏なんてとんでもない高温多湿の状態になっていますよね。
やはり、めんどくさくても、できる限り釣り具は車に積みっぱなしにしてはいけないのでしょう。
さらっと目につく大事なところを抜粋して見てきましたが、他にもロッドの説明書には釣り人なら知っておかなければならないことが沢山載っています。
無駄にロッドをダメにしたりしないためにも、一度はちゃんと読んでおきたいものですね。