釣りにゃんだろう

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鮎ルアー専用ロッドの登場。

近頃、鮎をルアーで釣ることが許された河川が増えているようです。

以前は禁止されている川が多かったものですが、友釣りをする人が高齢化して減ってきたため、新たな収入源を得るにはルアー釣りを許可するしかないと考える漁協が増えたのでしょうか。

 

ルアーで釣るなら、友釣りのようにあまり無理して深くまで川に立ち込む必要がなく比較的安全ですし、生きた囮を扱う必要もないのでお気軽ですから、友釣りと比べるとかなり敷居が低い釣りだと思います。

囮が売れなくなるというのは痛手ですが、やる人が増えれば、このままどんどん鮎釣り人口が減っていくよりはマシだという判断がされる時代になったのでしょう。

 

個人的には、「ルアーでわざわざスレ掛りさせてまで釣らなくてはならない魚か?」と思ってしまいますし、どうせ釣るなら友釣りか毛鉤釣りが良い気もしますが、どんなことにもお手軽さが求められる時代ですから、まあ「あり」なのかなとは思います。

ただ、私が納得いかないのは、早速「鮎ルアー専用」なるロッドが売られ始めていることです。

正直、ちょっと鮎をルアーで釣る分には、そんな物は絶対に必要ないでしょう。

 

友釣りの人のように、年券を買って毎日釣りをするとかなら、専用設計のベストなロッドが良いかもしれませんが、ルアーでそこまでやる人がいるとも思えません。

年に数回とか、ちょっとルアーで鮎を釣ってみるなら、どんなルアーロッドでも充分なわけで、こういった物を買うのはバカらしいと思います。

釣り具メーカーは、このように重箱の隅をつつくように専用の道具を出し、売り上げを増やそうと必死ですが、この方法は本当に利益に繋がっているのでしょうか。

 

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宣伝や釣り雑誌に洗脳されたような、ごく一部の釣り人はこういった物を言われたままに買うでしょうが、「またあんなの売ってるよ」と、冷めた目で見ている人も多いのではないでしょうか。

とは言っても、毎年「釣りフェスティバル」のような、釣り業界に洗脳された人のイベントに何万人も行く人がいるようですから、実は鮎ルアー専用ロッドのような物を欲しがる人も沢山いるのかもしれません。

この種のロッドが沢山売れるのだったら、釣り業界の釣り人の洗脳は上手くいっているということになりそうですね。