釣りにゃんだろう

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釣り具屋の店頭のマナー啓発のポスター。

先日、久しぶりに釣り具屋に行くと、以前は無かったポスターのようなものが掲示されていました。

じっくりは読みませんでしたが、「マナーを守って釣りをしましょう!」というような内容で、おそらく「迷惑駐車しない」、「立ち入り禁止場所に入らない」、「ゴミを捨てない」、「夜間に騒がない」など、ごくごく当たり前のことが書いてあったのだと思います。

 

釣りをしている皆さんならご存知のように、釣り人の半分くらいは、こういった当たり前のマナーさえ守れない輩のような人達です。

これは今に始まった現象ではないですし、そもそもが釣りというものが、この国ではそういった種類の人達から愛されてきたものなのです。

それでは、今さらどうして釣り具屋にこんな掲示がされるようになったのかと考えると、釣り人が増えたのと、世の中がうるさくなったからだと思います。

ここ数年は釣りをする人がちょっと増えているようで、釣り人口が増えれば増えるだけ、マナーを守れない釣り人も増えるわけで、問題が大きくなってきているのではないでしょうか。

 

それから、昨今は悪いことをすると、すぐに叩かれたり炎上したりして大問題になる時代ですから、「釣り=極悪」というレッテルを貼られて大変なことになる前に、「業界としては、ちゃんと注意しているんですよ」と意思表示するために、釣り具屋なんかがこんな掲示を始めたのだと思います。

正直、最低限のマナーを守れないような人間が、釣り具屋の入り口に注意書きがあったからといって行動を正す可能性は、限りなくゼロに近いとは思いますが、マナー啓発の掲示からは「我々も苦慮しているんですよ」という釣り業界の訴えのようなものを感じますね。

 

まあ、この程度のことでは、泥棒に「泥棒をやめましょう」と訴えているようなものですし、訴えも虚しく釣り人が迷惑なため釣り禁止になるような場所は、これからもどんどん増えていくのでしょうがね。

そんな極悪人達を相手に商売をしているのですから、釣り具業界というのはなかなか大変なものなのだなぁと、ちょっと同情したくなってきてしまいます。