釣りにゃんだろう

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快適で楽しい釣り。

サンテレビが制作して関西圏で放送されている、「四季の釣り」という番組では、毎回冒頭にナビゲーターの伊丹さんという人が、「みなさん、快適で楽しい釣りを楽しんでいますか?」というような挨拶をします。

こう問いかけられる度に、私は「快適で楽しい釣りは楽しんでませんね」と答えたくなってしまいます。

 

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まず、釣りが快適なんてことがあるでしょうか?
寒かったり暑かったり、水に浸かったり、風に吹かれたり、日焼けしたり、傷を作ったりと、私の釣りには何一つ快適なことなんかありません。

そして、楽しいことも滅多にありません。
狙い通りの魚が釣れた時は、もちろん楽しいですが、そうはいかないことがほとんどなわけで、釣りをしている時間の99%は、「むむむ…」と抑圧的な気分で苦しみに耐えているような状態です。

こんな状態なのに釣りを続けているのですから、そもそも私は釣りに快適さも楽しさも求めていないのでしょう。

大変な思いを何日もしてボロボロになりながらも、なんとか目標を達成することにこそ意味があると思っているのだと思います。

 

 

ですから、私の釣りは、この番組で紹介される釣りのように、便利な物を使って、さくっと1日を楽しむというようなこととは対極にあるような気がします。

世の中の釣りをする人の中には、私のような人もいるでしょうが、快適で楽しい釣りをしたいと思う人が多数派だと思います。

釣り具屋さんに行けば、休日に快適で楽しい釣りをするために、嬉しそうに釣り具を買い込んでいる人達を沢山見かけます。

 

そういった人達にとっては、釣りは楽しく1日を過ごすための単なるレジャーでしかないのでしょう。

同じ釣り人とはいえ、随分と価値観が違うようですから、私のようなタイプの釣り人とは、分かりあうことも難しいかもしれません。

私は、釣り具屋のような釣り人が集まる場所の雰囲気が苦手ですが、その原因は、そこにいる人達とは、そもそもが釣りの目的が全く違うからなのかもしれません。