釣り人の中には、ロッドを折ったり、リールを壊したりして、メーカーに修理や交換を求める人がいます。
そういった人の多くは、「ロッドが折れた」「リールが壊れた」と認識して修理に出しているのかもしれませんが、それは大きな間違いだと思います。
普通に魚を釣っていて折れるロッドや壊れるリールなんてものは、今の時代の釣り具には滅多にありません。
ごく稀に初期不良のような物もあるかもしれませんが、正しく扱っているのに壊れるような釣り具は、ほとんどないはずです。
ですから、もしロッドが折れたり、リールが壊れたりしたのなら、それは使用していた釣り人が何か誤った使い方をしたのが原因であることがほとんどであり、正確には「折れた、壊れた」ではなく「折った、壊した」と言うべきでしょう。
以前、私は釣り場でロッドを折ってしまった人に出会ったことがありますが、その人は「魚を取り込む時に、巻き過ぎた状態で竿を立てちゃった」と言っていて、ちゃんと自分のミスでロッドを折ったことを認識して反省していました。
全ての釣り人がこの人のようにしっかりとしていれば良いのですが、どうもそうでもないようです。
自分で折ったり壊したのに、普通に使っていたら壊れたと言ってメーカーに送りつける人が沢山いるようです。
こういった人達は、半ばクレーマーのようなものですし、釣り具メーカー側はその対応に困っているのではないでしょうか。
そういった人達は、あまり賢くはないでしょうから、どう説明したところで、自分に非があることを理解できなさそうですから、釣り具メーカーの人は「またバカが何か言ってきたよ」とウンザリしていることでしょう。
その苦労を考えると、おバカな釣り人を相手に商売をしている釣り具メーカーも大変なのだろうな、と思えてきて、ちょっと可哀想な気がしてくる今日この頃です。