近頃は、ダイソーやセリアなんかの100円ショップで盛んに釣り具が売られています。
それだけ釣りが人気ということなのでしょうが、その釣り具のクオリティは年々上がっていて、特に長年釣り具を作ってきたダイソーのものは、最早100円ショップの物とは思えないほどです。
フロッグやエギなんかまであるほどルアーの種類は豊富ですし、その他エサ釣り用品や小物も沢山あります。
そういった物が充分に普通に魚を釣れるクオリティに達しているのですから、恐ろしい限りです。
「長年使おう」とか「細かい性能にこだわりたい」とか「有名メーカーの物が欲しい」とか、そういった考えがなければ、釣り具屋さんに行かなくてもダイソーにあるものだけで、ほとんどの釣りは間に合ってしまいそうです。
こうなってくると、もう釣り具屋に行く人が減ったり、釣り具メーカーの物が売れなくなってきたりするのではないか?と思えてきますが、そうでもないのかもしれません。
大半の釣りが好きな人というものは、まさに「細かい性能にこだわりたい」とか「有名メーカーの物が欲しい」とか考えるものなので、ダイソーにあるものだけでは満足できないでしょう。
ですから、いくらダイソーの釣り具が充実しても、大半の釣り人は釣り具屋で売っているような一流釣り具メーカーの物を買いたがるはずであり、ダイソーの釣り具が原因で一流メーカーの釣り具の売り上げが大幅に落ち込んでしまうということは、まずないのではないでしょうか。
正直、魚を釣るだけなら別にダイソーの物でも問題ないような時代になってきたわけですが、今のところは釣り業界は「釣り人のこだわり」に救われているといった状態なのかもしれませんね。