テレビなんかで鮎の友釣りの様子を見ていると、近年よくダウンクロスという釣り方が紹介されています。
これは、ルアーやフライのダウンクロスと呼ばれる釣り方と同じようなもので、下流側に扇状にオトリを流し、広い瀬などを広範囲に探っていく方法のようです。
こういったものを見ていると、やはり釣りというものはどんなものでも共通点があるものなのだと、気づかされます。
大きな川で効率的に広範囲をもれなく探っていこうとしたら、どんな釣りでもダウンクロスのような釣り方をするのが一番良いということになるのでしょうし、そこに釣りのジャンルの壁は無いわけです。
このように、友釣りとフライというような意外な釣りにも共通点があったりするわけですから、釣りのヒントというものは他ジャンルの釣りの中にも隠れていることがあるかもしれません。
「私はフライだから」とか「おれはルアーだから」とかと、エサ釣りなどには無頓着な態度をとる釣り人がたまにいますが、それはもったいないことかもしれませんね。
自分とは違うジャンルの釣り方をしている人の中にこそ、魚をもっと釣ることのヒントやアイデアが隠れているのかもしれませんから。
釣り場で、自分とは違う釣り方をしている人を見かけた時は、「何をどうやって、どこをどのように釣ろうとしているのか」しっかり観察して、自分の釣りに活かせることがないか探すべきでしょう。
