釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

エッセイ

魚が全然釣れない釣り場で釣りをすると、ちょっとだけ良いこともある。

本州なんかでは、日の出から日の入りまで釣りをしても、たったの1アタリもないような釣り場は、そう珍しくないと思います。そんな釣行が何度か続くということも、これまた珍しくないと思います。 そんな時には、「一体何のために釣りをしているのだ?」と虚…

ロッドのガイドが小さいとろくなことがない。

最近はそうでもないのかもしれませんが、ちょっと前にはルアーロッドのガイドがリング径が小さめのものが付けられていることが多かったです。 また、フライロッドでもガイドが小さめのものが、日本のメーカーの物には見られたりもします。 おそらく、軽さの…

川の中に入ってジャブジャブ歩いても、何の魚も逃げない川。

私は、しばらく釣りをしても全然魚からの反応がない川では、「本当に魚がいるのかな?」と疑心暗鬼になり、川の中を派手にジャブジャブと歩き回ってみたりしてしまいます。 もうそのポイントは潰してしまっても構わないことにして、浅場から深みまで派手に暴…

サクラマス釣りで死亡。

今年の春、私は秋田や岩手で釣りをする機会があったのですが、随分と地元の人から「気をつけてね」と声をかけられたものです。 他の地域で釣りをしていても、これほど心配されることはなかったので不思議に思っていたのですが、どうも近年川で流されて死ぬ人…

船釣りしかしたことがない人。

最近思うのですが、もしかしたら世の中には「船釣りしかしたことがない」という釣り人が、結構いるのではないでしょうか。 知人や友人から、「釣りに行ってみない?」と誘われて遊漁船に乗って初めて釣りをしたという人は、今の時代では多いはずです。 若い…

ロックフィッシュのエア抜き。

ロックフィッシュ(根魚)のルアーフィッシングというものは、近年安定して人気があるものだと思います。 昔は、根魚というとヒラスズキなどの他の魚の釣りのついでなどにやるもので、そこまで本気でやる人は少なかったものですが、今では専用のタックルやル…

三陸沖でタチウオ釣れ始めて5年。

ちょっと前にテレビの釣り番組を見ていたら、東北の三陸沖でタチウオ釣りをしていました。 「東北でもタチウオを釣るのだな」と思っていたら、船長はよく釣れるようになったのはここ5年ほどだと言うではありませんか。 おそらく、それまでは、もう少し南の…

ロッドを持ってる手の指でベイトリールのハンドルを回す人。

たまにテレビの釣り番組なんかを見ていると、バス釣りなどをする人の中に、ロッドを持っている方の手の指でベイトリールのハンドルを回す人を見かけます。 時には片方の手はポケットにでも突っ込んで、ダルそうに片手だけで釣りをしていたりもします。 こう…

全てが魚に見えてくる時。

魚がなかなか釣れないと、ここには魚が居ないのではないかと疑いたくなってきてしまいます。 それでも、そこで諦めてしまったら魚は釣れませんから、魚を釣るためには釣りを続けなくてはなりません。 釣りで釣れる魚というものは、実はその場所に居る魚のご…

どこに行っても川が土砂で埋まっている。

川で釣りをしていると、数年前とは随分と様子が変わったなと思わされることが多いです。 砂や土や泥で川が埋まり、浅くなってしまった所があまりにも多いのです。 こうなってしまっているのは、山林が伐採されたり、保水力の無い人工林になって、土砂が流出…

釣りと五十肩。

四十肩とか五十肩といった言葉があるくらいで、人間は年を取ると肩が痛くなったり上がらなくなったりするものらしいです。 「そんなことないだろう」と、私はこのことを信じておらず甘く見ていたのですが、近頃は身体を酷使すると肩が上がりにくくなることが…

海外まで行ってダム湖で釣りかい。

以前、一緒に東南アジアに行って、ライギョの仲間のような魚を釣らないかと誘われたのですが、お断りしたことがあります。 そもそもがあまり興味がない魚種だったのもありますが、何よりも釣り場のロケーションに全く魅力を感じなかったからです。 釣りをす…

1日の気温差が20度以上ある釣り場。

トラウトの仲間が釣れる釣り場では、初夏や秋なんかには1日の最低気温と最高気温の差が20度以上あることが、よくあります。 朝は3度だったのに、昼間は25度といった具合です。 このように気温差が激しいと、朝は冬の格好をして、昼は夏の格好をしなければな…

「ここで運を使うべきではない」という便利な言い訳。

私は、ろくに魚が釣れなかった時に、「今日、運を使わないで良かったかもしれない」と思うことにしています。 その日魚が釣れなかった分、運をとっておくことができて、次に釣りをする時以降に釣れる可能性が高くなる気がするからです。 釣りをする時は、い…

ロッドは小継ぎなほど楽しい。

私はパックロッドというやつが昔から結構好きで、一時期はパックロッドだけを持って電車やバスで釣りをする旅に出ていたりしたのですが、あれには独特な愉しみがあると思います。 小さくコンパクトに携行して、それをちょこちょこと継ぎ準備をすのは、なんだ…

どうせサクラマスだろう。

北海道で釣りをしていると、魚が掛かっても「どうせサクラマスだろう」と投げやりにファイトしてしまうことがあります。 サクラマスが掛かってしまいやすい時期だったり、実際にサクラマスが沢山跳ねていたりすると、魚が掛かってもあまり喜べないのです。 …

ニジマスの稚魚がアマゾンで買える時代。

近頃はどんなものでもAmazonなんかでポチっとすれば買えてしまうそうですが、なんと生き物であるニジマスの稚魚なんかも買えてしまうそうです。 これは、その気になれば誰でも、どこでもニジマスが放流できてしまうのですから、なかなか危険な状況ですね。 …

アユ竿に比べれば安いのか。

少し前に釣り場で出会った人から聞いたのですが、鮎の友釣り用の竿は、近頃は高いものだと40万円くらいするそうです。 その話を聞いて、私は「なんだ、フライロッドなんて安いものですね」と言ってしまったのですが、これって危険な考え方ですね。 最近のフ…

試し釣りって、何なんだろうか。

一部の釣り場では、渓流釣りや鮎釣りの解禁前に試し釣りなどといって、漁協の組合員などが魚を釣ることが行われています。 私は昔から、これは変な文化だと思っています。 試し釣りというものは、名目上は、魚が居るのかとか、魚の成育具合を確かめるために…

魚の釣れた釣り人の広い心。

開高健の文章に、無事に魚が釣れ上機嫌になり「明日は雨でもいい、晴れでもいい」と心境を語るものがあります。 この表現は、魚が釣れた釣り人の心が急速に広くなった状態を、見事に表していると思います。 魚が釣れない時の釣り人は、苛立ち卑屈になり、世…

真円じゃないロッド。

ちゃんとしたロッドは、継ぎ目からブランクの断面を見ると、真円のセンターに穴が開いているように綺麗な形をしているものです。 ところが、ちょっといい加減な作りのロッドでは、穴がセンターからズレているように見えるものがあります。 実際には、ロッド…

スミスの偏光グラス。

スミスというメーカーが、「日本で売られている釣り用の偏光グラスはデザインがカッコ悪いので、カッコ良い物を目指した」というように自社製品を宣伝しているのを見かけましたが、釣り用のサングラスがダサいという自覚があるメーカーもあったとは驚きです…

釣り人あるある。「帽子をかぶっていないと誰だか分からない」

プロ野球選手が、毎年オフシーズンに私服姿でテレビに出ていたりしますが、パッと見ただけでは有名選手でも誰だか分からなかったりします。 私があまり野球に詳しくないのが原因かもしれませんが、ユニフォームを着て帽子かヘルメットを被っているシーズン中…

カウンター付きリール。

タイラバなんかをやるようなリールに、電動リールで無くてもラインカウンターが付いてるものをよく見かけます。 私は、ああいったリールを見ると、なんかカッコ悪いなと思ってしまうのですが、こんなことを思うのは私だけなのでしょうか。 確かに、ルアーや…

毎回試してみたいことがある幸せ。

考えてみれば、私は釣りに行く時は、ほぼ毎回「これを試してみよう」というような新しい方法やテーマを持って出かけています。 タックルやラインの組み合わせ、使うフライ、ちょっとした操作方法など、何かしら前回までとは違うことを試そうとしていて、それ…

サクラマスをジギングで釣って楽しいか。

サクラマスをルアーで釣るとなると、海サクラといって、サクラマスをサーフから釣ることは昔からそれなりに人気がありますが、近頃は船からのジギングで狙うのも人気のようです。 確かに、本州の川で釣るのなんかよりは、ずっとよく釣れるでしょうし、食べて…

海外の釣りの古いビデオは魅力がいっぱい。

私は、古い釣り具を使うのが好きですが、釣りの動画なんかも古いものを見るのが好きです。近頃は、こういったものもよくYouTubeに上がっていて気軽に見られるので、本当に良い時代になったと思います。 フライラインを売っているサイエンティフィクアングラ…

妙に魚の小さい、利根川冬季ニジマス釣り場2023。

つい先日、すぐ近くを通ったので「去年は大きなハコスチが釣れて、結構面白かったな。今年はどうだろうか?」と思い、利根川の冬季ニジマス釣り場に立ち寄ってみました。 すると、今年は去年とは違う意味で、ちょっと面白いことになっていたのでした。 朝か…

フライフィッシングのスターが渓流専門。

昔、この国でフライフィッシングで一番有名な人というと、沢田賢一郎さんという人だったと思います。 国内外で大物を釣る方法を考案したりして、当時は見た人が「うわー」と驚くような魚を沢山釣っていたものでしょう。 現在、フライフィッシングで一番有名…

有名アングラーのサイン。

私は、釣り関連の古本を入手して読むことが多いのですが、たまに前の持ち主が著者からもらったサインが入っていることがあります。 そういえば、子供の頃釣り博(今で言う釣りフェス)に行くと、有名なアングラーが話した後にはサイン対応をする時間があり、…