今年の春、私は秋田や岩手で釣りをする機会があったのですが、随分と地元の人から「気をつけてね」と声をかけられたものです。
他の地域で釣りをしていても、これほど心配されることはなかったので不思議に思っていたのですが、どうも近年川で流されて死ぬ人が多いようですね。
ちょっと調べただけでも、サクラマス釣りや鮎釣りの人が死亡したニュースが沢山見つかりますし、毎年のように川に流されて釣り人が命を落としているのです。
こういった現状があるから、地元の人は私のような外部から来た人には特に注意を呼び掛けてくれたのだと思います。
そんな親切な地元の方達に迷惑をかけるわけにはいかないですし、無理なウェーディングはしないように気をつけなくてはならないと気を引き締めたものでした。
それにしても、この東北の川での釣り人の死亡事故の多さは、北海道で釣り人がクマに襲われて死ぬよりも、桁違いに多いものでしょう。
たまにヒグマは危険だと、異常なまでに不安を煽る人がいますが、危険さでいったら川そのものの流れの方が上なのではないでしょうか。
まあ、どちらも気をつけるに越したことはないですが、釣りはそもそもが脚を滑らしただけでも命を落とすような危険なものなのですし、釣りをする上で特定の何が特別危険だというものでもないのでしょう。
あらゆることに気をつけるべきでしょうし、それでも運悪く命を落としてしまったら諦めるしかないと思います。
釣りとは、こういった姿勢で臨むべきなのでしょうね。