ちょっと昔、トラウトなどの釣りの世界では、「短足の人はよく釣れる」と言われていたことがあるそうです。
短足の人は、あまり深くまでウェーディングできないため、結果的に不用意に立ち込みし過ぎて魚を追い払うことがなくなり、魚がよく釣れるという論理なのだそうです。
言われてみれば、確かに一理ありそうな話ではあります。
湖だろうと川だろうと、バシャバシャと深くまで立ち込んで、ひたすら遠くに投げているような人は、やはりあまり釣れていない気がしますし、短足でそれが自然に防げるのなら、釣りにプラスになることもあるのではないでしょうか。
もっとも、これは短足でなくとも、背が低ければ同じ効果が期待できると思います。
また、背が低いことは、ウェーディングのし過ぎを避ける以外にも有利になることはありそうです。
背が低い人は、それだけ身体が小さいことが多いでしょうし、身体が大きな人よりも、水辺に立った時に魚にプレッシャーをかけにくいということも考えられるのではないでしょうか。
私も、身長は平均よりちょっと低いくらいで高い方ではありませんから、もしかしたら知らず知らずのうちに特をしていたのかもしれません。
こう考えてみると、近頃の若者はこの手の釣りには不利そうですね。
今の20代以下の人達って、明らかにスタイルが良い人が多い気がします。
背が高い人が多く、腕や脚もすらっと長くて、明らかに我々とは違う種類の人間のように見えます。
背が高く脚が長いとなれば、それだけ深いウェーディングが可能ですし、気をつけないと魚を追いやることが増えてしまうこともあるかもしれません。
深くまでウェーディングできることが有利に働くことも、あるにはあるでしょうが、ちょっと注意が必要なのかもしれませんね。