川では鉄砲水という、突然大増水する現象があるため危険だとされています。
上流で大雨が降ったり、水が留まっていた場所が決壊したりすると、下流部では天気が良くても、突然水位が上がるというのです。
「そんなこと言っても、ちょっと水が増えてきたり、濁ったり、ゴミが流れてくれば気づくでしょ」と私は甘い考えでいたわけですが、実際に鉄砲水が起きている瞬間の動画を見ると、「これは無理だわ。死亡確定です」と思いました。
実際の鉄砲水は、本当に突然濁流が押し寄せていますし、釣りをしていたらとても気づけそうもありません。
気づいてから逃げる余裕も全くなさそうですし、一瞬でゴミと一緒に流されて、運が良ければどこかに引っ掛かるといった感じかもしれません。
実際に、渓流で釣りをしていて鉄砲水に遭った人の経験を読んでみても、気づいた瞬間にはもう逃げることはできず流され、岸に引っ掛かって止まったものの、脚を大怪我して障害が残ったとのことです。
鉄砲水とは、このようなものなのですから、釣り人としては、多発している場所には行かないとか、違和感を感じたらとにかく川から上がるくらいしか、対策はできないのかもしれません。
実際に遭ってしまったら、諦めて運に身を任せるしかないでしょうし、それが嫌なら川で釣りをしないしかないでしょう。