プロ野球選手が、毎年オフシーズンに私服姿でテレビに出ていたりしますが、パッと見ただけでは有名選手でも誰だか分からなかったりします。
私があまり野球に詳しくないのが原因かもしれませんが、ユニフォームを着て帽子かヘルメットを被っているシーズン中の姿とは、あまりに見た目が違うために、同一人物だと気づかないからだと思います。
これとよく似た現象は、釣り人にも見られます。
釣り人というものも、だいたい帽子をかぶっていて、ウェーダーなどの独特な格好をしています。
日頃からその姿でしか会っていない人と、町やお店などで私服で帽子無しの状態で出会っても、なかなか気づかないのではないでしょうか。
せいぜい「ちょっと似た人がいるな」と思う程度で、自信を持って「こんにちは！」と声をかけるところまではいかないと思います。
私は、これはこれで良いのではないかと思っています。
釣り場でたまに出会う程度の人に、町で話しかけられても困ってしまう人が多いでしょうし、釣り人との付き合い釣り場でだけで充分だと思う人だっているでしょう。
お互いに釣り場以外では気づかないのだったら、こんなに好都合なことはないはずです。
「なんだか似ている人がいるな」と思っても、無理に話しかける必要もないでしょう。
向こうだって、こちらには気づいていないのかもしれませんし、話しかけられたいとは思ってもいないかもしれないのですから。
