釣りにゃんだろう

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なぜウェーダーを履いて釣りをしなければならないのか。

トラウトフィッシングをする人は、車で釣り場に到着してまず一番にすることが、ウェーダーを履くことである人は多いはずです。

私も、釣り場に到着し車から降りると川や湖の様子を眺めながら、半ば無意識的にウェーダーとウェーディングシューズを車から取り出して着替えを始めていることがほとんどです。

しかし、よくよく考えてみると、あまりこの種の釣りをしない人達から見たら、この光景は結構異常に見えるのではないでしょうか。
車から降りてきた人が、何か得体の知れない長靴のお化けみたいなものを、せっせと履きだすのですから。

釣りをするのに、どうしてそのような格好をする必要があるのか、やったことがない人には理解不能だと思いますから、奇妙な光景に見えることは間違いないでしょう。

 

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釣りをする時に、ウェーダーを履く必要があるのは、「水に入る必要があるからだ」とひと言で説明できますが、それでは「どうして水に入らなくてはいけないのか?岸から釣れば良いではないか」と釣りをしない人達は疑問に思ってしまうはずです。

それでは、どうして水に入らなくてはいけないのか、改めて考えてみると、主に三つの理由があるのではないかと、私は思います。

 

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まずは、魚の居る場所に接近するためです。
より正確に確実に魚の居る場所を狙って釣りをするためには、魚に逃げられない程度に接近する必要があるため、水中に入る必要があります。
場合によっては、水中に入らなくては、魚の居る場所までルアーなりフライなり仕掛けなりが届かないこともありますから、水に入らないと釣ることが不可能なことがあります。

 

それから、移動するために水中に入る必要もあります。
釣りをしながら、川沿いを上ったり下ったりする時は、そのまま水中を歩くのが一番効率が良いですし、岸が崖のようになっていたら、水中を進むしかありません。
また、場合によっては川を反対岸まで渡らないと移動できないこともありますから、水の中に入らなくてなりません。

 

最後に、水に入って岸から離れなくては投げにくいから、水中に入る必要があることもあります。
主にフライフィッシングの場合に多いですが、釣り方によっては背後に木や岩などが迫っていると、投げにくいことがあります。
こういった場合には、少し水中に入り沖に出て、岸から距離をとることで、投げやすくなりますから、水中に入る必要があります。

 

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このように、ウェーダーを履いている時に、釣りに詳しくない人に「何でそんな
物を履いて水に入るのか」と聞かれたら、これだけのことを説明する必要があるようです。
もうめんどくさくてしょうがないですから、できる限りそのような人に出会わないように祈るしか、釣り人にできることは無さそうですね。