もうすぐ春ですしね、「今年は北海道に行って釣りしようかな」なんて考えている本州以南に住んでいる人も、沢山いるのではないでしょうか。
そういった所謂遠征という形で北海道に釣りに行く場合には、「どこで釣りをするか?」という場所の選定がとても大事になってくると思います。
どこで釣りをするかを決める時に、私は札幌近郊の釣り場をメインにするのは避けるべきだと思います。
近郊とは言っても、道央を中心に東は十勝くらいまで、北は旭川くらいまで、上の地図の赤い丸くらいの範囲です。
北海道というものは、札幌周辺にめちゃくちゃ人口が集中しています。
当然この辺りに住む人が釣りに行きやすい場所は、釣り人の数も集中的に多くなります。
毎日休みなく地元や周辺の釣り人が釣りをしている場所ばかりで、その土地での釣りを極めたような人でないと、なかなか良い魚は釣れません。
そういった場所で他所から遠征してきた人がちょっと釣りをしたところでは、貧果に終わるのは目に見えています。
「通り道だから、ちょっと釣りをしてみるか」という程度なら良いでしょうが、遠征のメインにこの激戦区の釣り場を選んでしまうのは危険だと思います。
この範囲から外れた道東や道北にも、それなりに地元の釣り人はいますし、札幌圏から釣りに来る人もいます。
しかし、やはり釣り人の数はかなり違うと思います。
札幌から行くのに4時間~6時間かかるような釣り場に行く人は限られてくるでしょうし、行ったとしても釣りができる時間も限られます。
それに、道北などはそもそも人口が少なく、それに比例するように地元の釣り人も少ないです。
自分以外に釣り人の姿が見えない場所で、ドカンと大きな魚を釣るような、北海道らしい釣りをしたかったら、やはり道央周辺は避けるべきでしょうね。
遠征を考えている人は、自分が釣りに行きたい場所が、この範囲に入っていないか、まずは確かめてみてはいかがでしょうか。
意外と沢山の有名な釣り場が、この範囲に入っていることに気づかれることかと思います。
どうしてもこの範囲の釣り場に釣りに行くというのなら、北海道らしいような釣果はあまり期待しない方が良いでしょう。