釣りにゃんだろう

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有名アングラーのサイン。

私は、釣り関連の古本を入手して読むことが多いのですが、たまに前の持ち主が著者からもらったサインが入っていることがあります。

そういえば、子供の頃釣り博(今で言う釣りフェス)に行くと、有名なアングラーが話した後にはサイン対応をする時間があり、結構な数の人が群がっているのを見かけたものです。

どうも釣り人の中には、昔から有名な人からサインを貰いたがるような人がいるようですが、これはちょっとおかしなことだと思います。

 

釣りって、基本的には自分がして自分が魚を釣り、自分一人で完結できるものですし、自分が主人公のものでしょう。

いくら有名で釣りが上手な人がいようが、赤の他人でしかないわけで、自分の代わりに魚を釣ってくれるわけでもありません。

そんな人にサインを貰うほど心酔したって、自分に魚が釣れるようになるわけでもなく、時間の無駄でしかないでしょう。

釣りが上手な有名な人がいたら、せいぜい参考程度に話を聞いておくくらいで充分であり、ファンになったりサインを貰ったりし始めたら、明らかに自分を見失い始めていて要注意だと思います。

 

そもそも、たかが魚釣りの有名人なんて、サインを貰う価値があるほど凄い人ではないのではないでしょうか?

著名なスポーツ選手なんかは、間違いなくとんでもなく凄い人ですが、釣りの有名人なんて、ちょっと釣りが上手いだけのおっさんであり、尊敬に値するほど凄い人だとも思えません。

実際に、釣りなんてその日始めた人でもプロよりも釣れてしまうことが、いくらでもあるくらい、いい加減なものなのですから、そんなものが上手なくらいの人を、やたらと持ち上げる必要は無いはずです。

 

どんなに有名なアングラーも、あなたと同じ一人のただの釣り人でしかないわけですし、サインを貰ったり影響を受け過ぎたりするほど心酔するなんて、バカバカしいことでしょう。

「上手な人は、こうしているのか」と、ちょっと参考にする程度にして、あなたはあなたの釣りをすればよいではないですか。