近頃はどんなものでもAmazonなんかでポチっとすれば買えてしまうそうですが、なんと生き物であるニジマスの稚魚なんかも買えてしまうそうです。
これは、その気になれば誰でも、どこでもニジマスが放流できてしまうのですから、なかなか危険な状況ですね。
私はたまにニジマスを釣りますが、どこにでも放流してよい魚だとは思えません。
他の魚が居なくなってしまった場所や、ダムなどで区切られた区間にだったら、今からでも放流してもよいかなと思いますが、他の場所では止めておいた方が良いと思います。
何かと理由をつけてニジマスの放流を擁護する人もいますが、どんな場所に逃がしたって、少なからず在来種に与える影響はゼロではないのですから、天然の在来種の魚が居る場所には、逃がすべきではないでしょう。
しかし、釣り人の中にはこのように考えない人も多いですし、とにかくニジマスを逃がしたい人もいることでしょう。
それがAmazonで簡単に稚魚が入手できるとなれば、誰でもそれを簡単に実行することができるようになってしまいます。
まあ、ほとんどの場所は今さらニジマスを逃がしたからといって、どうでも良いような環境もクソもないような川なのかもしれませんが、そうではない場所も少しは残っているわけですし、問題にならないとも言い切れないと思います。
実際に、本州では漁協などがニジマスを放流していないのに、ニジマスが釣れる川なんかも出てきているようなので、どこかで誰かがAmazonでニジマスを買って逃がしているなんてことも、すでにあるのかもしれませんね。