釣りにゃんだろう

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放流魚とネイティブトラウトの違い。

日本でトラウトフィッシングと言うと、放流された魚を釣る管理釣り場での釣りがイメージされることが多くなってきています。
また、川や湖にもほとんど養殖された放流魚しか居ない場所も多く、トラウトは養殖魚を釣ることが当たり前になってきています。

一方で場所を選べば、ネイティブトラウトと呼ばれる天然魚や、長い間自然の中で暮らし野生化したワイルドトラウトといったものも、まだまだ釣ることは可能で、これらの魚にこだわった釣りをしている人達もいます。

 

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私は、どちらの釣りが凄いだとか、どちらの魚に価値があるなんてことはなく、釣りは本人が釣って感動できるのなら、それだけでかけがえのない価値があるものだと思っていますが、放流魚と天然魚の違いというものは確かにあり、その程度はもの凄いものがあるとは思います。

 

放流魚とネイティブトラウトはどう違う?

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まず、魚の見た目が全然違います。

養殖魚はどこかしらヒレが欠損していることが多いですが、天然魚は透き通り欠け一つなく、伸びきった大きなヒレを持っています。

体色も明らかに天然魚の方が鮮やかであることが多く、ニジマスなどはもはや違う種類の魚のようでさえあります。

 

それから、針掛かりした後の力強さやスタミナなども、養殖魚と天然魚ではかなりの違いがあると思います。

管理釣り場では、ルアーフィッシングで4ポンド以下のラインで60センチ以上の魚を釣ることができますが、 これが天然魚となれば、障害物がない場所で相当上手に対処しない限り難しいでしょう。

だいたいの場合は、あっという間にラインを引き出されて川の流れに乗られ、ラインを切られてしまうはずです。

 

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このように、同じ魚種とは言え、違う魚であるくらいの違いが、養殖魚と天然魚にはあると思います。
もしも、管理釣り場でしかトラウトを釣ったことがない方がいらっしゃいましたら、一度はネイティブトラウトを狙ってみてはいかがでしょうか。

また新しい釣りの楽しみが見つかるかもしれませんし、自然について深く考えるきっかけになるかもしれませんよ。