釣りにゃんだろう

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海上釣り堀ってどうなんだろうか。

近頃、釣りが人気だなんて聞きますけど、そんな中でもかなり勢いがあるのが、海上釣り堀での釣りなのではないでしょうか。
専用の道具や餌や仕掛けなんかが沢山売られていますから、それだけ愛好者が多いということなのでしょう。

生け簀に逃がされた鯛や青物や根魚などの高級魚が、初心者でも気軽に釣れるというのが人気の要因なんでしょうね。(料金は気軽じゃないですが…)

 

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しかし、そんな海上釣り堀の様子をテレビなんかで見ていると、やはりこれはある程度釣りをしたことのある人にとっては、あまり楽しくはない釣りなのだろうなと思います。

そもそも、「目の前の生け簀に逃がされた魚を釣る」というのは、日頃から自然の海で釣りをしている人からしたら、なんとも屈辱的に感じるのではないでしょうか。
そして、釣れてくる魚の見た目も、自然の海の魚とは違います。
トラウトの管理釣り場の魚と同じように、天然の魚と比べると身体の色が美しくなく、ヒレが欠けていたりします。
当然、引き味だって天然の魚とはかなり違うのでしょう。
魚を食べた時の味だって、天然の魚とは違うかもしれません。

 

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こうなってくると、少しでも自然の海で魚を釣ったことのある人なら、いくら大きな高級魚が釣れるからといっても、海上釣り堀での釣りで心から満足できるはずはないと思います。

釣りをあまりしたことがない人からしたら、こんなに沢山美味しい魚が釣れて何が不満なんだ?と不思議に思われるかもしれませんが、釣り人とはこのようにこだわりがある生き物なのです。

そして、そのこだわりは釣りをすればするほど増えていく傾向が強いですから、やはり海上釣り堀での釣りは、かなりの初心者にしか喜ばれないでしょう。

ですから、今は海上釣り堀で釣りをして腕をパンパンにして喜んでいるような人も、自然の中でいくらか釣りをすれば、すぐにもう釣り堀には戻ってこれなくなる日が来ると思います。