トラウトの仲間が釣れる釣り場では、初夏や秋なんかには1日の最低気温と最高気温の差が20度以上あることが、よくあります。
朝は3度だったのに、昼間は25度といった具合です。
このように気温差が激しいと、朝は冬の格好をして、昼は夏の格好をしなければならず、服装に悩まされてしまいますが、気温差があることは喜ぶべきことなのかもしれません。
もし、これが夜間にあまり冷え込まずに、最低気温が高く気温差がない状態が続けば、当然川や湖の水温は上がってしまうでしょう。
サケ科の魚は冷水性ですから、水温が上がれば活性が低くなりますし、場合によっては死んでしまうことがあります。
ですから、夏や秋でも夜間にちゃんと気温が下がることは、釣りをする上ではかなり大切なことなのだと思います。
近頃は、環境の変化が進んでいるのか、以前ほどは夜に冷え込まない日が増えてきている気がします。
日が暮れたら急に寒くなるようでなくては困るのですが、そうでもないことが多いです。
このままでは、暑さで魚が死に絶えてしまう日も、そう遠くないのかもしれませんね。