日本は四季のある国だと言われていますが、どうもそういった時代はもう終わりのようです。
年々、以前だったら春や秋と言われた時期に高温になることが増えてきていますし、春は早く秋は遅く訪れ、ほとんど冬と夏しかないような状態になってきています。
これはもう、四季というよりは二季という状態ですし、春や秋なんてちょっともないような時代も、もうすぐそこでしょう。
こうなってくると、春と秋がベストシーズンである、トラウト系の釣りには厳しくなりますね。
春は良い状態になってきたと思ったら、あっという間に水温が上がってしまったり、秋はなかなか水温が下がらず、下がったと思ったら冬になってしまとたりと、釣りに最適な時期がろくにありません。
昔は三週間くらい、よく釣れる時期があったのに、近頃は一週間もないなんてことがありますが、このままいくと、その一週間さえなくなってしまうかもしれません。
当然、そんな環境になれば、今までのように魚が生息し続けることは不可能になるかもしれませんし、もう釣りは諦めるしかなくなるのではないでしょうか。
もうすぐ、この国には「四季があった」と言う時代がくるのでしょうし、冷水性の魚が釣れなくなる日も遠くはないでしょう。
こればっかりは、もう完全に手遅れでしょうし、我々にはどうしようもありません。
せいぜいそうなる前に、釣れるうちに釣っておくくらいしか、できることはないのではないかと思います。