釣りにゃんだろう

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釣りのベストシーズンが、昔とは違ってきている。

ちょっと古い釣りのポイントの本などの釣れる時期の項目を見ていると、「おやっ?」と思うことが増えてきました。
何に「おやっ?」と思うのかというと、そういった本に書いてあるベストシーズンとされる時期が、現在と比べると春は遅かったり秋は早かったりと違うことが多いということです。


時代とともに釣り期が変わった?

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このような現象が見られる理由として、まずは昔とは 釣り方が変わったからという可能性が考えられます。

昔よりも魚の生態が分かるようになり、釣り方もそれにマッチしたものが開発されてくると、「意外と昔から釣りが行われていた時期よりも、早い時期や遅い時期の方が効率よく釣れた」なんてことも多いのではないでしょうか。

 

 

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しかし、何と言っても釣りのシーズンが昔とは変わってきた最大の理由として考えられるのは、昔とは気候が変わってきたということだと思います。

本当に人間のせいで温暖化が起きているのか?という議論はありますが、何十年も前と比べれば、明らかに平均気温が高くなりましたし、冬に雪は降らなくなりましたし、春が早く、冬は遅くなっています。

こうなってくれば、魚達の行動が変わってくるのも当然で、昔よりも早く釣れたり、遅く釣れたりすることはあるものでしょう。

 

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私の釣りをしている感覚では、30~40年前くらいにベストシーズンと言われていた時期から、近頃は一ヶ月程度ズレてきている気がします。
つまり、昔は6月がベストと言われていたような魚が、5月の方がずっとよく釣れてしまうというようなわけです。

このような現象が続けば、魚の繁殖活動にも何らかの影響が出てくる可能性も大きいわけで、釣り期が変わってくるだけでなく、釣れなくなってしまう魚もでてくるかもしれません。

 

昔とは違う時期に魚が釣れるようになってきたということは、地球からの黄色信号とも言えるのではないでしょうか。
だからと言って、我々にできることは多くはないのですが、釣り人も多少でも環境問題に関心を持つべきなのかもしれませんね。