釣れた魚をリリースする人というのは、昔よりも格段に増えていると思います。
特にトラウト系の釣り人は、余程田舎のエサ釣りの人なんか以外は、今ではあまりキープする人は居ないのではないでしょうか。
魚をリリースする人は、釣れたら写真を撮ったりしてから逃がすことが多いわけですが、夏は充分注意しないと魚が死にそうなほど弱ってしまうことがあります。
夏は水温も気温も高く、一瞬で魚が酸欠状態になってしまうことがあるからです。
魚を写真に撮る時は、魚が水に浸かった状態にするということは、現代では常識だと思いますが、それでも水温が高い夏は魚が弱りやすいです。
比較的涼しい渓流では、そうでもありませんが、水温が高めのことが多い本流や湖では、あれよあれよという間に魚が弱っていってしまうことがあります。
ですから、夏に釣れた魚の写真を撮る時は、しっかりと流れがあるような、少しでも水温が低く酸素があるような場所に魚を置き、とにかく素早く撮影を終えて逃がすべきでしょう。
せっかく魚を逃がしても、死んでしまっては、あまり意味がありませんから、「夏はとにかく急いで」を合い言葉にリリースをしたいものです。