本流釣りでは、ポイントのひと区切りの流れをランなどと呼んだりしますが、釣り人はこのランの性格を考えて、その日釣りをするポイント選びに頭を悩ませるものです。
一歩一歩釣り下るごとに、良い流れがあり、そこそこ魚が釣れるチャンスがあるようなポイントは、釣りをしていて楽しいですし、集中力を維持できて良い釣りができます。
落ち着いて釣りをしたいのだったら、このようなポイントに入るのが一番でしょう。
ところが、いつも魚が釣れるのはピンポイントでしかないけれど、出ればデカイというようなポイントもあります。
長時間釣りは楽しめないかもしれませんが、大物は釣れる確率は高いというような場所です。
さて、朝イチに誰も川に人が居ない状態だったら、どちらのポイントに入るのが良いのでしょうか。
釣りはあまり面白くないピンポイントを試してみるべきか、釣りが楽しいポイントに一番に入り満喫するべきか。
私だったら迷ってしまいますね。
どちらを選んでも釣れる確証はないわけですし、一方を試している間に、もう一方で他人に魚が釣られてしまう可能性もあります。
どちらを選んだところで運次第な気がしますが、その日の釣り欲で決めるのが一番でしょうか。
純粋に釣りを楽しみたい気分なのだったら、そこそこ魚が釣れて釣りをしていて楽しいポイントにして、とにかく一発大物を釣りたいんだというような気分の時には、ピンポイントに賭けてみるのが良いのかもしれません。
カレンダーの休日などに釣りをするとなると、とにかく空いている場所で釣るしかないなんてことになるわけで、こんな贅沢な悩みは生まれないかもしれませんが、こんなことに頭を悩ませながら釣り場に向かうのも、釣りの楽しみの一つでしょう。
悩んで決断した結果、上手くいくことも後悔することもあるわけですが、それもまた人生というわけで良いのではないでしょうか。
