最近は、本州でも「クマが怖いから渓流釣りをやめた」というような人が多いようですが、ツキノワグマってそんなに危険なものなんでしょうか。
ごくまれに襲われて命を落とす人がいますが、川で釣りができる程度の体力がある人なら、まず怪我をするだけで済むはずです。
動物に襲われて怪我をするという点では、犬なんかに噛まれるのと、それほど変わらないのではないでしょうか。
そこら辺で飼われている犬とか野犬に噛まれて、大怪我をする人というのは、おそらく日本中で毎日いるはずです。
確率でいったら、ツキノワグマに襲われる確率よりも、犬に襲われる確率の方が、ずっと高いはずです。
それから、犬に噛まれて死ぬ人というのも、毎年何人かは必ずいるでしょうから、危険性でいったら犬の方が高いくらいかもしれません。
ツキノワグマに襲われるなんて、こんな程度の危険性なのですから、大袈裟に騒いだり、釣りを諦めたりするほどのことではないと思います。
まあ、釣りに行くと多少はクマとの遭遇率が上がるわけではありますが、それは隣の家の人が犬を飼っているくらいの危険度の話でしょう。
クマが怖いから釣りをやめるのは、隣の家の人が犬を飼っているから引っ越すというくらいの慎重過ぎる行動ではないでしょうか。