釣りにゃんだろう

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ミニボートで釣りなんて危険過ぎる。

ミニボートと呼ばれる船舶免許が不要の小さな船で海に釣りに出ていき、遭難している人のニュースをよく見かけますが、私は「そりゃそうなるわな」と納得しかできません。

ミニボートとは、長さ3メートル未満で船外機の出力2馬力未満の船で、2003年以降は免許と船舶検査不要で使えるようになったものです。

こういったもので海や湖に出ていったらどうなるか、少しでもボートに乗った経験があり、物事を考える頭がある人なら分かるはずです。

 

 

 

風と波がなく余程おだやかな状況なら、無事に釣りを楽しんで帰ってこられるでしょうが、少しでも荒れた天候になれば、ろくに進めなくなったり、転覆するに決まっているでしょう。

もっと大きな小型船舶の免許が必要なボートだって、風の強い日の湖などでは、帰ってこられなくなったり、転覆したりすることがあります。

それなのに、ミニボートのようなもので大海原に出ていくとは、「どんだけ命知らずのチャレンジャーなんだ」と私は思ってしまいます。
無謀さで言ったら、「風船おじさん」なんかと同じレベルでしょう。

 

 

常識的に考えて、ミニボートは、超穏やかな内湾みたいな場所以外では使用してはいけないもののはずです。
それなのに、どうして免許不要で気軽に使えるようにしてしまったのか、不思議で仕方ありません。

ミニボートで命知らずな釣りに出ていき、釣り人が命を落とすだけなら、それは個人の自由だと思いますが、救助を求めたり捜索されたりして、他人に大迷惑をかけるのは良くないことでしょう。

 

 

もしも、ミニボートで釣りに行くのなら、絶対に救助は求めず、帰ってこなくても捜索は不要だと家族に伝えて、自分がいなくなっても問題ないように仕事や財産などを整理してから出かけるべきです。

これなら、あまり他人に迷惑をかけることがありませんし、好きなだけ無謀な釣りを楽しんでも問題ないはずです。

全てを捨てて大海原にちっぽけなボートで漕ぎ出していくのは、ロマンがあると言えばある気もしますし、好きなことをして最期を向かえるには、悪くはない選択なのではないでしょうか。