近くでちょっと用事があり、暇な時間があったので、チェーン店の大きな釣り具屋を覗く機会がありました。
こういったお店は、基本的にどんな物でも定価より安く売られていますし、覗いてみたついでに、私がよくフライフィッシングに流用しているルアー用のナイロンラインを買ってもよいかなと思いました。
さすが大きなお店なだけあって品揃えも豊富で、目当てのラインも売られていたのですが、「えっ、そんなにするの?」というような値段です。
いつも私が買っているAmazonと比べると500円以上高いのです。
それでも、定価よりは安いわけですし、お店で売られている値段としては決して高いわけではないのでしょうが、いかんせんAmazonと比べてしまうと、どうしても高く見えてしまいました。
おそらくお店としては目一杯安くしているのでしょうし、それでもこれだけの価格の差がでるとなると、今の時代、釣り具屋というものは本当に大変なのだろうなと思いました。
「大変だろうな」などと心配しつつも、私は結局買うのをやめたわけですが、これだけ値段が違うのに、釣り具屋さんで買い物をする人って、一体どういう人なんでしょうかね?
Amazonなら、釣り具以外の日用品なんかの買い物のついでに、より安く買うことができるのに、わざわざガソリンを消費して車で釣り具屋まで行き、より高く買うなんて、余程お金と暇に恵まれた人達なのでしょうか。
それとも、Amazonで買い物をしないほどの、超絶ネット弱者なのでしょうか。
釣り具屋で買い物をしている人達が、どういった人達なのか私には、よく分からなくなってきてしまいましたが、今の時代ではかなりレアな人達には違いないでしょう。
そんなレアな人達に支えられて釣り具屋さんは成り立っているのですから、お客様を大切にしなくてはいけないのでしょうね。
昔は、釣り具屋というと無愛想なおっさんの店員が多いイメージでしたが、近頃はすごく接客態度が良い気がします。
なんだか何も買わずに出るのも申し訳なくなってきたので、Amazonよりちょっと高いながらも、数十円の差なら良いかと、リーダーを2枚買って私は店を後にするのでした。