釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

湖の「ボート潰し・渡船潰し」の釣り。

私は、湖で釣りをする時には、一生懸命歩いて、なかなか人が来ないような場所で釣りをするのが好きです。
昔は山の中を走り回るスポーツをやっていたので、遊歩道や林道のようなものがあれば何キロでも何十キロでも歩けますし、地形図とコンパスがあれば道が一切ない山の中も移動できます。

 

 

こういったことを夜明け前の時間からやっていると、通常ではオカッパリの人が居ないような地点で、朝から釣りをすることも可能です。

こういったポイントには、ボートを利用している人や湖によっては渡船サービスを使った人が来るわけですが、そういったものは空が明るくなってから出航することがほとんどですから、暗い時間から山を移動した私の方が先にポイントに着くことが多いです。

釣りをしているとボートに乗った人達が、「えっ、もう人が居る!」と驚きの声を上げながら他の場所に移動していくなんてことは良くありますし、渡船をしているボートが急停止して困ったようにうろうろしだすなんてこともあります。

 

 

かなり意地悪な気もしますが、こういった瞬間はなかなか快感ですね。
お金を払って自分の体を動かさず楽をしようとした人達に、自分の努力で勝った瞬間なのですから。

そして、良いサイズの魚でも釣ってしまえば、もう財力に知力と体力で勝ったと言ってしまっても良いのではないでしょうか。

まあ、別に勝負をしているわけではないのですから、釣果はどうでも良いのかもしれませんが、船に乗った腹の出た釣り人達には負けたくない気がしてしまいますから、私はいつも汗にまみれたりクマに怯えたりしながら、薄暗い山の中を急いで釣りに向かっています。

 

 

皆さんは、金を払うばかりで肥満体系の魚の釣れない釣り人と、どこまでも自分の足だけで歩けて魚が釣れる釣り人と、どちらになりたいと思いますか?

もしも後者でしたら、日頃から釣りのためにランニングをしたり、地形図の等高線が読めるように勉強すれば、すぐになれるはずです。
そしてそれは、嫌な思いをしてボートに乗るための余計なお金を稼ぐよりも、ずっと楽しいものかもしれませんよ。