たまに湖で釣りをしていると、突然ガタン!などと遠くから大きな音が聞こえてきて驚かされることがあります。
この「ガタゴト音」の正体は、ボートの上で物を動かしたり、生け簀などの蓋を空け閉めしたりする音で、かなり遠くまで響きます。
静かな湖では、ボートが見えないくらい遠くからでも、はっきりと聞こえたりするくらいで、この音の響きやすさというものは、人間の話し声なんかとは比べものにならないくらいです。
空気中でこうなのですから、船体を通じて水中にもこの音が伝わっているに違いないでしょう。
そして、あれだけの音が、魚の行動に影響しないとは考えにくいです。
もしかしたら、あまりにボートから釣りをする人が多いと、「ガタゴト音がする=釣り人」が現れると学習する魚だっているかもしれませんし、少なからず釣果に悪影響を与えるのは間違いないのではないでしょうか。
しかし、ボートに乗っている釣り人達は、意外とこの音に無頓着なことが多いようで、ポイントに着いてからガタゴトガタゴトと音を響かせている人がよくいます。
それでも、釣れる魚は釣れるのでしょうけど、より神経質な大物なんかを狙いたいのだったら、できる限り静かに釣るべきなのでしょう。