釣りの世界で、チニングというとチヌをルアーで釣ることです。
一方で、エギングというと、エギでイカを釣ることです。
ちょっとでも頭が働く人なら、この二つの言葉を聞いただけで、「何だか変な話だなぁ」と思うはずです。
同じ「~ング」という釣りなのに、「~に入る言葉」が一方は対象魚で一方は手段であり、一貫性がないからです。
どちらにしても、動詞でないものにingを付けている時点で、すでにおかしい気がしますが、法則の無いめちゃくちゃなネーミングとなっていて、考えた人はちょっと頭が足りないんだろうなと思うのが普通でしょう。
さて、ここにさらに妙な名前の釣りが近年加わったようです。
その名も「エビング」です。
エビングというからには、これまでの流れから考えれば、エビを釣るのか、エビを使って釣るのかと思われがちですが、なんとワームでキハダなどを釣るらしいです。
一応、エビっぽいワームを使うようですが、最早全くもってエビではないじゃないですか。
何か他に良い名前は思い付かなかったのでしょうか。
釣り具業界は、なんでも「~ング」と言っておけば良いとでも思っているのでしょうか。
どうにも頭が悪そうですし、カッコ悪いだけですから、そろそろ本当にこういった訳の分からないカタカナ造語は止めた方が良いと、私は思ってしまいます。